独立FPの独白ブログ

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民主党への感謝状(4)

拝啓、民主党さんへ、沖縄のことを考えさせてくれてありがとうございました。


いい年になるまでの結構長い間、私は沖縄県の人々の苦悩やいら立ちについて真剣に考えたことが無かったわけですが、そのことを心から反省する機会を図らずも作ってくださいました。その意味で民主党、特にもうしばらく議員を続けることになったらしい元総理、現宇宙人の鳩山さんに感謝状をお贈りしたいと思います。


世界には不運なる境遇にいる人間は数多いし、危険極まりない地域で苦闘を強いられている人も多数存在し、いちいちそれらの人のことを案じていては日常生活もままなりません。しかし、少なくとも同じ国の同胞が不当に犠牲を強いられている状況を知ってしまってもなお、思考停止状態で平然としていられるほど私はしたたかではないのです。何ができるかは別としても、少なくとも、そういう問題について考えることくらいはしたいと思うようになりました。


鳩山さんが普天間飛行場は国外へ、少なくとも県外へ、と言いだしたあたりから、私は全く知識ゼロ状態だった沖縄米軍基地問題について自分なりに情報を集め始めました。特にありがたかったのは、最近ようやくユーザー登録をしたビデオニュースhttp://www.videonews.com/)の沖縄特集のインタビューでした。


普天間移設問題とは本来は移転問題なのではなく、普天間の危険除去という大義名分に乗じて米軍基地拡大計画を推進するという偽装移転計画であったこと。

米軍が沖縄に基地を多く置いておく本当の理由。

海兵隊は日本の防衛上直接的な抑止力にはなりえないこと。

海兵隊はいずれグアムに移転すること。

米軍基地があることによるメリットもあるが国防上のデメリットもあること。

どう見ても日本は独立国家ではないと思えること。


沖縄米軍基地の問題は日本という国の数々の問題をあぶりだしてしまう最も端的なテーマなのでした。
同胞の不平等状況をしり、それを平然と無視し続ける所謂本土の(特に東京)の人間の傲慢さ、情けない限りです、人間として。
何もできませんが、私は今後継続して沖縄の負担軽減を応援します。