独立FPの独白ブログ

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ネット報道のチカラ!

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普天間」県内NO!
 「米軍普天間飛行場の早期閉鎖・返還と、県内移設に反対し、国外・県外移設を求める県民大会」(実行委員会主催)が25日午後3時から読谷村運動広場で開かれた。日米両政府に県内移設の断念を迫り、国外・県外への移設を求める大会決議と、日米地位協定の抜本的改定を求める大会スローガンを採択した。日米特別行動委員会(SACO)合意から13年余が経過しても返還が実現しない普天間問題をめぐり、初めて超党派で政府に県内移設反対を訴える歴史的な大会となった。(26日琉球新報)

日曜日の午後、何気なくインターネットでニュースをチェックしていて、沖縄県民大会のライブ映像が公開中であることを知りました。「USTREAM」にアクセスして見始めると、その熱気に目が離せなくなり、結局閉会まで見てしまいました。
映像の下の部分にはツイッターで次々と視聴者からのメッセージも送られ続けていました。とんでもない非常識発言も含まれていましたが、ツイッターとはそういうものでしょうから仕方ありません。


県知事、市長、市民運動家漁業者、高校生など次々と登壇してそれぞれの声で「基地新設反対」「沖縄の負担軽減」を訴える姿をライブで見て、私は涙を抑えられませんでした。長い長い間複雑な立場と苦痛の毎日を押しつけられてきた沖縄県民の人々の思いを、推し量ることも表現することも今の私には到底できません。
しかし、日本の米軍基地の75%があるというこの地域の人々を、それ以外の日本人は無関心という形で差別しているという真実や、自国の防衛を自ら議論することも考えることもしないままで、思考停止を装っている我々日本人の精神性についてはようやく自分のアタアで考えるようになったここ数カ月の私です。


普天間基地問題に関して「移設先を決められない鳩山政権の迷走ぶり」ばかりを狂騒的に表出するばかりで、本質議論に触れようとしない本土マスコミの記事や番組からは本当に大切なことは見えてこないでしょう。しかし、昨日の県民大会のライブ映像が見られたように、今は「インターネット」という情報ツールが存在します。新聞テレビが庶民に教えてくれない本当に大切なことについて、まずは関心をもつことから始めましょう。


ここ数カ月で私が(新聞テレビ以外で)読んだり観たりした基地問題の様々な情報と、昨日の県民大会ライブ映像に触れたうえで、普天間の写真を見ると、以前とはまったく違って見えるように思えるのです。
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