独立FPの独白ブログ

この世界を少しでも美しい姿で後世に引き継ぎたい!

世代交代と世代連携

米国ツアーで3勝はしたものの後半は苦労の連続で、本人の弁によると「打ちのめされて帰ってきた」という丸山茂樹が今年最後の試合で優勝を果たしました。
デビュー当時から丸山選手を知る世代のゴルフファンには、昨日の優勝インタビューを見て涙した人が多いことでしょう。


ボールやクラブの進化から多くの選手の飛距離が伸び続け、普通サイズの日本選手としてはなかなか上位に食い込みにくくなってきているらしい。(本当にトラではないかと言いたくなるすさまじい身体と精神力の人ばかりが勝てるような世界)


飛距離の不足分をクラブコントロールや、グリーン周りのアプローチで補う意味もあって、技術を磨きあげることで何とか頑張ってきたのが丸山選手だったようです。先週の試合の最終日、最終組、18番のリカバリーで見せた超絶技巧の寄せがその表れですね。


そして、昨日のプレイオフ4ホール目で勝利をもぎ取ったのも、やはりグリーン外からの絶妙の寄せでした。(グリーン周りの天才、解説の青木さんが「ウマイネエ」とうなりました。)若いころの体形が想像できないほどになった締まった身体と精悍な顔つき、そして、自身の体験を顧みながらもこれからに前向きな熱意を感じさせる含蓄あるコメント、とても感動いたしました。


数年前、フジテレビの「ジャンクスポーツ」に時々出演して「アメリカツアー・トッププロのお金持ちぶり」を披露していて、余裕のアメリカ暮らしのように見えていましたが、実はあの態度は自分自身を誇る気持ちをかきたてようとしていたのかも知れません・・・。
みんななんだかんだと大変なんだろうな。


丸山選手のコメントは良かったですね。
「自分が若いころ、前に立ちはだかっていたビッグな先輩たちを目標にしていた。今度は自分が若い選手たちの目標となれるように頑張ってゆきたい!」・・・世代交代も大事だが世代の連帯、世代間の継承はもっと大切です。