独立FPの独白ブログ

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わが心のPP&M・・・

ベスト・オブP.P&M

ベスト・オブP.P&M

PPMのメンバー、マリー・トラヴァースさんが16日に白血病で亡くなりました。心よりご冥福をお祈りします。
私のフォークソング歴の原点はPPM(ピーター・ポール&マリー)です。
初めてレコードでPPMを聞いたのはおそらく中学1年か2年生、ちょうど同級生に薦められてギターを弾きはじめた頃だったと思います。


そのアコースティックギターの澄んだ音色に魅せられた私はどうしても自分で弾いてみたくなり、買ってきた楽譜で夢中に練習してました。40年以上経た今も書棚に凛として立ち続けている「フォークギター・ソロ、Vol1」というその楽譜は、全曲PPMのギター弾き語り用アレンジ譜です。
久しぶりに開いてみれば、風に吹かれて〜パフなどが並んでます。当時その演奏のカッコよさに仰天して最も賢明に練習したのは「くよくよするなよ」でしたが、そのイントロ部分がなんとか弾けるようになった際にはおふくろに聞かせたりしたものでした。懐かしくも恥ずかしい思い出です。


その数年後に久しぶりのシングルヒットとなった「悲しみのジェットプレイン」は、マリーさんの深い歌声のソロから始まるきれいなメロディの大好きな一曲です。


PPMの曲は今聞いても決して古臭いというイメージは感じないと思います。若い人が聞いても、素朴だが洗練された音と声に、きっと爽やかな気分になれるでしょう。


我が家には古いレコードばかりでCDはあまりないのですが、このベスト版は誰が聞いてもまずまず満足の入門CDでしょう。音源が古いので音質にはやはり限界がありますから、これについてもザ・ビートルズのようにリマスターCDを企画してくれないものかと思います。
さきほど思わずギターを取り出して「くよくよするなよ」のイントロを弾いてみましたが、まだなんとか大丈夫でした。しかし悲しいことに、今は左の指先がヒリヒリしております。