独立FPの独白ブログ

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日本発!「MOTTAINAI」

今年はひょっとすると色々なものの「修理の当たり年」(または故障の・・)なのかもしれません。
先日腕時計のオーバーホールをしたばかりの私ですが、今度は自宅トイレのウオシュレットが故障しました。(商品名が最も伝わりやすいので・・・)


家電量販店で安く購入して自分で取り付けたウオシュレットは6年間問題なく働いていましたが、ついに息切れしたのでしょうか。あるいは日ごろのお手入れ不十分が原因かもと、取り説を引っ張り出して、コンセント回りの掃除とかフィルターをはずして洗ってみたりしました。
しかし何をやっても復旧せず、メーカーの修理センターに電話連絡。数日後には技術者の方が来てくれました。
部品準備でさらに数日を要しましたが、電話してから1週間以内に修理はすべて完了し出張費、技術料、交換部品代含めて1万3千円ほどで収まりました。


同等商品を激安店で2万5千円ほどで買える可能性もあったので、少し悩ましい感じが残りましたが、使えるものは直して使うのが基本のはず。きっと修理が正解なのでしょう。


快適トイレ生活を取り戻して数日たったある日、今度は冷蔵庫の異常ブザーが鳴り出して止まなくなりました。ブザーは数分で止まったものの、思えばそれは数ヶ月前から時々鳴っていたので、これはなんらかの故障と判断。
メーカーのウェブサイトで確認すると、ウチの冷蔵庫は12年前に製造終了した機種で、つまり10年以上使っていることが判明。
買い替えのタイミングとしては10年はひとつの目安という記述もあるし、生産終了機種の部品保有の保証年数は7年という情報もあり、果たして直るかどうかの疑問もあるし・・・。修理受付窓口に電話で相談してみると、1万円から1万5千円程度かかる可能性があるとのこと。


ふと目に止まったテーブルの上の家電量販店のドデカイチラシに並ぶ「エコポイントでお得な買い替え!」の文字と「他店圧倒激安セール」の大文字が気になります。
しかし、買い替え衝動の心理をとりあえず押さえ込んで修理依頼しました。
3日後に来てくれたサービスマンによって、修理費用5400円で完全修理となりました。


お金の問題だけではなく「使えるものは直して使う」というごく当たり前のことを、最近は忘れかけていたことに気づきました。こういう感覚は高度成長期ニッポンがアメリカナイズされる過程で身に着けてしまった「使い捨て文化」の残骸ではないかと反省したところです。(今年は家計もちょっと厳しいので、実は絶対これが正解でした!)


もともとの購入価格が安価の商品(例えば普通のラジオ、ゲーム用に買った小型テレビ、携帯音楽プレイヤーなどの小物家電類など・・・)では「一応修理はできますけどねえ・・買ったほうが早いし安いですよ」などと電気屋さんに諭されては新品に買い替えることが多かったこともありますが、どうもそうした風潮に知らぬうちに慣れてしまっていた面があったように思います。
「もったいない」は日本の美徳、「直して使う」ことの大切さを思い出す昨今なのです。


「修理の当たり年」であるならば、次は自分の身体のオーバーホールが必要になるかも・・・。