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独立FPの独白ブログ

この世界を少しでも美しい姿で後世に引き継ぎたい!

立場を別とすればいい人なんだろうか

都議選に「惜敗を期す」? 麻生首相、「必勝」を言い間違え 
麻生太郎首相が20日、東京都文京区の都議選立候補予定者事務所を訪れて激励した際、「必勝を期して」と言うべきところを「惜敗を期して」と言い間違える場面があった。同席した深谷隆司元通産相がすかさず指摘。首相はしどろもどろになりながら「再び勝って、必勝。大いなる力が発揮できるよう、お願い申し上げます」と支援を呼び掛けた。(20日:日本経済新聞社) 


世間では「誰にでも間違いはある」というのが普通の感覚であり、まして瞬間的な言い間違いの類をいちいち断罪していたら世の中とても回らなくなるでしょう。
一方「言って良いことと悪いことがある」というのもこれまた普通の感覚なので、「いくらなんでもここでその言い間違いは無いでしょうが!!」と大顰蹙(ヒンシュク・・なんと難しい字だろう!)をかうこともよくある訳なのです。


基本的に「漢字の読み間違い」は教養とか知的レベル(高い低いではなくその傾向の違い)の問題だと思いますが、瞬間的な言い間違いというのはまったく別次元の、おそらく心理学的な問題ですね。


高校時代だったか大学時代だったか忘れましたが、フロイトの「精神分析入門」を読んでいて、人がなぜ言い間違いをするのかという問題について、これでもか!と言うほどに詳しく述べられていることに驚愕した記憶があります。言い間違いは、深層心理とか無意識ということに関する代表的事例なのでしょう。


「絶対にこれを言ってはならぬ!!」と心の中で強く思えば思うほどに「それを言ってしまう」という現象は、これはいかにも心の動物であるところの人間らしい行動なのですね。言わないと強く意識するからこそ言ってしまうことがあるし、或いはいつも心を支配している思いもついクチに出てしまうこともあるでしょう。


「必勝」を「惜敗」と言い間違えたのだろうという麻生さんが「惨敗」とは言い間違えなかったことに、むしろあのひとのポジティブ指向が読み取れるような気がしたのですが、本当の深層心理はいかに・・・・??


それにしても、「仕事上の発言をいちいち世間の人々から監視されているような毎日」が日常であるというお仕事に就いているということは、ひょっとするとそれだけでも崇敬すべき人物と言えるのかも知れません。そのような状況になったことがないので分かりませんね。