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独立FPの独白ブログ

この世界を少しでも美しい姿で後世に引き継ぎたい!

一億人のマスクマン!?

どの時代でもどの国でも政権が末期症状になってくると必ず実行される政権延命戦略のひとつに外敵戦略があります。「みんなで戦うべき敵を明確にして、その敵と戦う姿勢をアピールする」というのは政権戦略の常道ですね。
「国家的危機にある今、権力闘争などしている場合ではありません」という反対しにくい大義名分を盾に、反対勢力の勢いを殺ぐ効果も大きいのでしょう。


史上最長の長期レイムダック状態だったブッシュ大統領も、末期まで北朝鮮やらイランやらを名指ししてあからさまな外敵戦略を模索したようですが、その思惑を実力行使に結びつけるだけのパワーはもはや失っていたのでしょう。あらたな戦争を発生させなかったアメリカに感謝しなければいけません。(戦争しないでくれて有難う、とはおかしな話ですが)


感染すれば死に至る強烈なウイルスをばら撒いて、そのワクチンを売りさばいて大もうけを図る悪の組織とか、そんなマッチポンプ戦略を利用して権力基盤を強固にする世界征服者である「ともだち」(20世紀少年)のような構図は、決してマンガやSFだけの空想の世界ではないわけですね。恐ろしいことです。


日本の政治家や権力者にはそこまで悪魔的な人物はいない(多分?)ようですが、あえてばら撒いたのではなく自然発生した事件について、時の政権が外敵戦略的に利用しようとするのは致し方ないことでしょう。


新型インフルエンザの国の対応について「大騒ぎが過ぎる」という批判の声がようやく出始めています。国として本来あるべき姿勢に加えて「政権維持志向のバイアス」がかかってしまうことも、致し方ないように思います。
そんな実情を冷静に見抜いて、批判的な目を向けることこそがマスコミの本当の役割だと思いますが、実際にはマスコミが火に油を注ぎ続けています。こういうときに冷静に対応すべ筆頭はマスコミだと思うのですが、日本のマスコミにはそうした機能はあまり期待できそうも無いので、我々庶民が冷静に自分で考え、自分で判断するしかないのでしょうか。


ある意味では日本国民はこうした国家的騒ぎのなかで「大人度」を試されているとも言えそうです。
しかし近所のドラッグストアでは今日もマスクは売り切れ状態が続いていますし、そのことを私自身も気にかけていること・・・情けないですがこれが現実です。