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独立FPの独白ブログ

この世界を少しでも美しい姿で後世に引き継ぎたい!

「世間の重し」が足りないのでは?

昨夜、テレビでニュースを見ていて、3つの別々の出来事なのに何か共通のものがある様な気がしてなりませんでした。

「私物化ない」「取引は正当」漢検理事長、3時間の抗弁
 漢字検定を国内最大の受検者数280万人というブランドに育て上げた財団法人「日本漢字能力検定協会」(京都市下京区)の大久保昇理事長(73)らは、これまで残留するとしていた理事職も、一転して辞任することになった。
 「私物化はしていない」「取引は正当だった」。初めての記者会見は約3時間にも及び、関連企業への総額250億円に上る業務委託や高額な不動産購入について反論し、最後まで、不明朗な取引などについて責任を否定し続けた。(読売)

「申し訳ございませんでした」・・・どうしても本当に悪かったと思っているようには見えないし聞こえないですよね。公益法人を私物化してきたことが責められていて、陳謝しているはずなのに私物化していない、と言い切るのですから、論外でしょう。
この驚くばかりの「居直り」姿勢。

居直りと言えば・・・

朝日新聞阪神支局襲撃:週刊新潮誤報 編集長「捏造したわけでない」 「被害者」強調
 朝日新聞阪神支局襲撃事件の「実行犯」の手記を掲載した週刊新潮の早川清編集長は15日、毎日新聞の取材に裏付け取材の不足を認めたが、「結果的に誤報だったが、捏造(ねつぞう)したわけではない」と、島村征憲氏のうそに翻弄(ほんろう)された被害者との立場を強調した。(4月16日:毎日)

今日発売の最新号の新聞広告でも「我々はいかにして騙されたか」を強調していますね。「陳謝しているように見えるが、完全に居直っている」この態度に漢字検定協会の理事長と共通のニオイを私は感じます。昔は硬派の週刊誌だと思っていたのですが。
それにしても「物証なし」「裏づけ不足」「結果的に誤報となった」・・・これで思い出すのは「冤罪事件」です。

防衛医大教授に逆転無罪 電車内痴漢、慎重な判断必要 最高裁
 東京・小田急線の満員電車内で2006年、女子高生(当時17)に痴漢をしたとして、強制わいせつ罪に問われた被告の名倉正博・防衛医科大教授(63)=起訴休職=の上告審判決で、最高裁第三小法廷(田原睦夫裁判長)は14日、懲役1年10月の実刑とした一、二審判決を破棄し、逆転無罪を言い渡した。名倉教授の無罪が確定する。痴漢事件で最高裁が逆転無罪を言い渡したのは初めて。(日経)

この裁判は初めから「物証なし」であり第三者の証人もなく「裏づけ不足」であり「結果的に冤罪をつくってしまった」のです。
痴漢被害者も後を絶たないようですが、痴漢冤罪でいったいどれだけの人が人生を狂わされていることか。背筋が凍ります。


「公益追求」を標榜するただの商売人、「報道の自由」をタテにする売り上げ主義のマスコミ、「正義の実現」の実績を強引に積み上げようとする検察(国家権力)・・・・すべてつながっている様に私には感じられます。
こうしたことが起こりにくくなるような社会の雰囲気は、所謂「民度」の高さと直結するのではないかと思います。
では、こういう社会状況をどうすればいいのか。
それを考えること、悩むことが「日本の希望」を捨てない態度として非常に重要と感じるのです。