独立FPの独白ブログ

この世界を少しでも美しい姿で後世に引き継ぎたい!

森田健作知事誕生・・はいいけれど。

「ヨシカワクン!」という少々高音で裏返り気味に叫ぶ声を懐かしく感じるのは、かつての青春ドラマを見ていたからというよりも、このフレーズが森田健作氏の物まね定番フレーズだったからではないでしょうか。あの物まねをよく演じていたひとは誰だったかしらん、鶴ちゃんだったかなあ。それはともかく、またまたタレントさん知事の誕生です。


行政コントロール役としての政治家をバックアップするものが、大企業のオーナーや地元の資産家や大きな組織のボスや与党の大物だとかというのではなく、「一般庶民の人気」であるということには政治の世界も少しは変化しているのだろうと感じるものです。


一夜開けてからは、無所属で立候補した森田氏が実は自民党の支部長であることとか、小沢民主党党首の献金問題が対立候補に不利に働いたこととか、橋本知事や東国原知事らが歓迎の表明をしたとかいうことが話題になっています。
しかし私が一番気に掛かるのはやはりこの選挙の投票率です。・・45.5%だそうですね! 半分以上のひとが投票しなかった!!


不況克服のための政治出動の重要性が叫ばれ、地方自治の危機的状況が顕在化し、国と地方の関係の様々な問題が指摘され、官僚主導から国民中心の国づくりへとの声が増しているこの時期に、兎にも角にも色々と大変なこの時期に、自分の暮らしの基盤作りを託している行政のトップを選ぶ大事なはずの選挙で、有権者の半分未満しか投票にゆかないというのは、いったいどうしたことでしょう。私にはこの状況がまったく信じられません。


みんな暮らしに困っていないのでしょうか。投票に行く暇もないほど忙しい? それとも何も考えたくないだけでしょうか?
「大衆には任せられぬ。俺達こそが国を動かしているのだ」と勘違いする官僚が多く存在する背景はここにもあると思うのです。
やはり日本は「民主主義国家ではない」のですね。