独立FPの独白ブログ

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景気の気は気分の気

東証:3営業日続落 終値7825円、6日ぶりの安値水準
3日の東京株式市場は、企業業績の悪化懸念が強く、売りが先行した。日経平均株価は3営業日続落し、前日終値比48円47銭安の7825円51銭で取引を終えた。終値では、1月26日以来6日ぶりの安値水準。TOPIX(東証株価指数)も3日続落し、4.06ポイント安の773.79。東証1部の出来高は22億5800万株。
午後の取引では、日銀が銀行保有株の買い取り再開を発表したことを好感して一時、210円超上昇し、8000円台を回復する場面もあったが、買い一巡後は下落に転じた。通信、証券、食品、建設などが下落した。【3日毎日新聞】


毎日毎日こんなニュースばかりに触れていれば気分が落ち込むのも当然です。これでは消費が増えるはずはありませんし、経済の本質は「庶民のやり繰り・生活の集合体」であるわけですから、当分のあいだ不景気からの脱出は容易ではないでしょう。


不景気という気を否応無く吸わされ続ける我々庶民(経済主体単位としては消費者)は日々の消費を控えめにし、大口の買い物は延期し、ちょっとした贅沢も我慢するでしょう。
企業は業績悪化を見越して在庫を減らし、投資をしなくなり、価格を下げて利益を減らし、従業員の給料も抑えてしまう。金融機関は自己保身的になり融資を止めるから、企業はさらに苦しくなる。
更に更に、国民に支持されない中途半端な政権のもとでは何を言っても真剣に受け止めるセクションはほとんどなく、改革も改善も進みませんので、既得権益を維持できる立場にある組織や人々だけが不景気どこ吹く風で息を潜めてのうのうとしている有様です。これではお金は完全に停滞し続け、景気悪化の循環は止まりませんね。


景気の気は気分の気、日本の将来に少しでも光明を見出せるような動きを感じることが出来れば、とりあえずさほど傷の深くない人達から動き出し始め、それが周囲に伝播し徐々に元気を取り戻してゆくのではないかと素人考えで思うのですが、どうなんでしょう。


バブル期の世界一の経済大国という悪夢のような幻想を振り払い、マネーがマネーを生み続けるというグローバル金融市場至上主義の悪魔の誘惑から逃れましょう。
真面目で優しく地道で質素で慎み深く粘り強く勤勉な・・・本来の日本人らしさを取り戻しましょう。
立場の違いをしばし置いて、みんなでスクラム組んで日本再生を目指す時ではないでしょうか? 


・・・なんて思っているので、私は私でとりあえず自分の事業の建て直しに(コツコツ営業の実践に)本気で取り組み始めた今日この頃というわけなのです。皆さんはいかがですか?


困った時は「コツコツ」に戻るというのが原則だと思うのです。