独立FPの独白ブログ

この世界を少しでも美しい姿で後世に引き継ぎたい!

■今年は結構前向きです

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新年明けましておめでとうございます。


写真は我が家のテレビ台の上の鏡餅と今年の干支のお飾りです。
ねずみというのは「鼠」と書いてしまうとなんだかあまり清潔とはいえないイメージが浮かびますし、「鼠色」はなんともどんよりと暗い感じの色ですし、ミッキーマウス一族とトムの宿敵のジェリー、つまり漫画の世界のネズミさんを除くとどうもあまり明るいイメージではないようですね。


しかし、「子宝に恵まれる」とか「こまねずみのように働く」とか、地道にコツコツ働いて、家族を安定させ、子孫を増やす、という生真面目なイメージも持ち合わせているわけです。
「今年はなにどしだ」と言ってはそれぞれ相応のイメージを抱いて今年一年の過ごし方を考えたりする、これも日本人のなかなか良い習慣ではありませんか。こういうことはできれば大事にしてゆきたいものであります。


昨年のキーワードが「偽」だったことは、ここ数年の日本人の「堕落のサイクル」をみんなが認識し、なんとかせんといかんと反省し始めてきたことのひとつの象徴であろうかと思っています。みんなとっくに気が付いているんですよね。失いつつある大事なものがどんなものなのかを。
数字に特別な意味を感じるのが好きな日本人ですから、「平成20年と言う節目の歳」である今年は日本人が日本人の良さを再認識して、すべての日本人がその良さを発揮するような年にするようにしたいものでございます。


バブル生成期から崩壊後にわたってどんどんと染み出してきた日本人の「膿」みたいなものは、すべてとはいいませんが経済成長の錦の御旗であった「脱和入米」的な心構えが生み出した「戦後日本病」の主たる症状と結びついていると思います。使い捨てやら合理主義やら弱肉強食は日本人には不似合いなんです。根回し、腹芸、あいまいさ、島国根性・・・結構じゃあないですか。私らはアジアの最東端に暮らす島国民族なんです。


天下国家は結局は庶民のカタマリです。みんなで、温和で礼儀正しく感情表現も控えめでちょっと分かりにくくあいまいな、でも平和な日本人の魅力を世界に見せてやりましょう。選挙のことしか考えられない政治家さんたちが作るのではなく、コツコツと地道な暮らしを積み重ねる我々庶民が生き生きと暮らす国こそが本当の美しい国です。今年はちょっと光明が見えそうな気がするお正月であります。私も頑張ります!