独立FPの独白ブログ

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■日本の野球は上手い野球!

星野ジャパン五輪出場決定/アジア予選
2008年北京五輪出場権を懸けた野球のアジア選手権最終日は3日、台湾の台中市洲際野球場で決勝リーグ2試合を行い、日本は10−2で台湾に快勝した。日本は通算3戦全勝で3大会連続16度目の優勝を決め、正式競技となった92年のバルセロナ大会から5大会連続の五輪出場を決めた。
日本は昨春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で初代王者に輝いており、五輪でも正式競技となって以来初めての金メダル獲得に挑む。日本が団体球技で北京五輪出場権を得たのはサッカー男女、ソフトボール、ホッケー女子に次いで4競技目となった。(4日共同通信

ヨカッタ良かったよかった・・・・本当に良く決めてくれましたね。
アジア王者を証明して五輪出場を決めたことは勿論素晴らしいのですが、それだけではなく、今回のアジア予選の特に最後の2試合は純粋に野球というスポーツの面白さとコワさと、そしてプロの凄みを十分に味わうことが出来て堪能させてもらいました。


1日のフィリピン戦は3回くらいで大量点の展開が読めたので途中で見るのをやめました。
2日の韓国戦では、あまりのハラハラドキドキに耐えられずに7回あたりでテレビで見るのをやめ、寝床でラジオを聴きました。
そして3日の台湾戦は仲間との会食を少し早めに切り上げて帰宅し、試合後半を最後までテレビ観戦してしまいました。
熱血星野さん率いる日本チームは素敵なチームでした。


4月から10月までのシーズン中は敵同士であったチームの選手達が日の丸を背負って集まり、これほどまでに団結し、こんなにも集中し、燃えることが出来るなんて・・・日本人は捨てたものではありません。
毎日のように知らされ続けるうす汚い偽装事件、恐ろしい凶悪犯罪、産業界の無責任ぶりのニュースに、日本人は皆どこかが壊れてしまったのではと自信喪失するばかりと思っていたが、まだまだ捨てたものでもないのでは・・・。
このように感じて、このチームワークの清々しさに心を洗われる思いに浸った人も沢山いることでしょう。


紳士協定を破ってでも勝てばいい、などとは考えないのが日本人です。(あれは監督の姑息な騙し手であって、韓国チームの選手たちは気の毒な気がしますが)
サッカーでも日本はシミュレーションやマリーシアは殆ど無いし肘打ちなんてしないし、どんな競技でも日本チームは常にフェアプレーでは世界のトップレベルです。


野球の技術という面を見ると、曲がるボールを上手く捕らえて打つ、狙った方向に打つ、タイミングを合わせる、打球の方向を見極めて守る、投手のクセを見抜いて盗塁する、緩急の変化や絶妙なコントロールで打ち取る、などなど、細かい技術的なものは多分世界一なのではないでしょうか。その技術の高さがうまく生かせて、団結力と集中力を極めれば、大いに強いチームとなって金メダルも夢では無いかも知れません。ただし、そうした日本らしい試合をしてくれれば、どうしても優勝、でなくとも良いとも私は思えますが。


兎にも角にも、真面目さ、真剣さ、技術の高さ、団結力、そうした日本人の個性を見せつけて、日本の明日が開ける思いを感じさせてくれた星野ジャパンに感謝します。