独立FPの独白ブログ

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■「スポーツマンシップ」は死語か?


スポーツの純粋さ、スポーツマンシップの爽やかさ、スポーツのシンプルな楽しさ、などに惹かれてテレビでもスポーツ番組を見る機会は多いです。しかし、スポーツは本当に純粋で爽やかなものなのでしょうか?


アマチュアリズムを高らかに謳っていたはずのオリンピックは今や完全にグローバルな巨大ビジネスと化しているし、メジャーリーグ(野球)はテレビ放映権料獲得のために世界各国から選手を集めているのだし、あらゆる伝統的競技がショウビジネス化のために平気でルール変更がなされるし、記録を更新するためには薬物やら整形手術やらあらゆる手段を導入することにためらいもないようです。要するに最近のスポーツを取り巻く状況というものは「なんでもかんでもお金まみれ」の一言ではないでしょうか。


今日も、まさしくお金まみれの代表格亀田兄弟シリーズ、スポーツの爽やかさなどとは正反対のボクシングのタイトルマッチ、内藤VS亀田戦がありました。というより放映されました。
あれはひとつのテレビ番組なのであって、「ボクシングの試合」というのとは別次元というのならそれはそれで良いのでしょうし、見たくなければ見なければいいのです。しかし、やはり、何だかんだ言っても強いのではないかと思ってしまい、それを確かめてみたくて5ラウンドあたりから見てしまいました。


私はボクシングファンではないんで、試合内容を語る資格はありませんが、ひとつだけ、これだけは言えます。爽やかではない、スポーツとは違う世界らしい、なにか暗い怖い不快なものを見てしまったという感じです。
解説者としてご発言の元ボクサーの方々も、本当にあれでいいのでしょうかねえ。


本当のスポーツを楽しみたいのなら、とにかくテレビとは無縁のものを探す必要があるのかも知れませんね。