先週、人並みに夏休みいただきました。
映画の世界では「3部作」が多いですね。3部作と言うよりもとりあえず売れる間は作り続けようというだけのだらだら続編シリーズ化が多いのも事実ですが・・・。
スターウオーズ(3部作×2シリーズですが)、バック・トウ・ザ・フューチャー、インディ・ジョーンズ、ダイハード(今年まで12年間3部作だった)、ターミネーター、マトリックス、スパイダーマン、などなど・・・。
なかでも時代が変わっても輝き続けている3部作は、1作目、2作目がアカデミー作品賞を受賞した「ゴッドファーザー」でしょう。
映画の題名で「・・・パート2」という言い方が日本で定着したきっかけだったと記憶しています。「ゴッドファーザーパートツー」という響きに懐かしさを覚える年代はおそらく現在50歳以上の人達ではないかと思います。
今年の夏休みには特に(最近は例年通りですが)遠出の予定は無く、都内の温泉施設行脚と映画DVD鑑賞と決めていました。そこで、だいぶ以前に観た記憶もすでに薄れつつあるほどに年月の経過した「ゴッドファーザー」を久々に観る事にしたのです。
1と2までを観たのですが、なんといっても1作目がこれぞゴッドファーザーと私は感じましたね。マーロン・ブランドのあの渋さと、静謐なる迫力とでもいうべきか、あのひとの存在感はやはりすごいですね。何度でも観たくなる歌舞伎の名作や、何回聴いても決して飽きることのない落語の名人の高座のように「完成された芸術品」とでも言えそうな気がしました。
感動のなかで観終えた直後に、続編のPART2をすぐに観たくなりましたがさすがに続けて鑑賞する体力が無く、デニーロの若きコルレオーネとの出会いは翌日になりました。誕生日が同じなのが意味無く自慢の私としては、若き日のR・デニーロの将来の大ブレイクを予感させるような知的な品格ある演技にうなりながら観たPART2でしたが、そのドラマの(次世代以降の)展開はとてつもなく悲しく空しく寂しく恐ろしいものでした。マフィア・ファミリーの呪われた運命を最後まで観続けるだけで精一杯な私でした。
どんどんと救われない展開となってしまうドラマに接して、とりあえずはPART3をすぐに見たいという気は起きず、この3作目はひょっとすると観ないで終わるかも知れません。
やはり私としては全部観たい3部作は、なんといっても「バック・トウ・ザ・フューチャー」のようです。人気が出たから続編をではなく、もともと予定通りの3部構成だし、主演のM・J・フォックスの事情もあって永久に3部作だろうと思えるのでこの映画を最愛の3部作と言いたいと思います。
でも、「ゴッドファーザー」はやはり良かったです。1作目は必見だと思います。
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