独立FPの独白ブログ

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■年金問題で漁夫の利か?

★三井住友銀 国民年金保険料支払い無料で証明

 年金記録紛失問題を受けて、三井住友銀行が国民年金加入者から過去の口座引き落とし記録の確認を求められた場合、証明書の無料発行を始めたことが19日、分かった。社会保険庁などで国民年金保険料の納付記録が見つからなくても、口座引き落としで支払ったかどうか確認できるようにする。
 三菱東京UFJ銀行とみずほ銀行も近く同様の対応を開始する方針で、銀行界全体に追随する動きが広がりそうだ。
 三井住友銀では従来、商法上の保存義務(5年分)を超え、保管している過去10年分の口座引き落とし記録に関しては、通常1カ月分525円の手数料で証明書を発行していた。だが、年金記録紛失問題が深刻化していることから、顧客支援のため、手数料を無料にした。ただし、給与明細書などで裏付けが可能な厚生年金の加入者は対象から外した。
 保険料引き落としの記録照会を求めて銀行窓口を訪れる利用者が増えており、全国銀行協会奥正之会長(三井住友銀頭取)は同日の会見で、「(照会がさらに増えれば)全銀協としても対応を協議したい」と話した。(6月19日サンケイ)


国民の血税注入でどうやら最近立ち直りつつある銀行としては、少しは国民の皆様に恩返しってとこでしょうか?
久々にいい話・・・?・・・でもついつい想像してしまいます。


きっとこのことをきっかけにして顧客と公的年金について話す機会が増えるでしょう。
公的年金の危うさについて話すうちに「自分年金の必要性」に話題は飛ぶでしょう。
実は当行でも「年金商品を扱っておりますよ」という話になるでしょう。


国の年金は保険料方式ではなく賦課方式であるゆえ、積み立てたお金が運用で殖えて自分に戻ってくる仕組みではありません。民間の年金商品は明確な積み立て方式ですので、運用結果でどれだけ殖えるかという楽しみもあり、尚且つ投入金額が最低保証される元本保証ですよ」と言ったような話になるでしょう。


定期預金の金利も当分上がりそうもないですし、よろしかったらご検討くださいね。という話になるでしょう。
そうしていつまで待っても少しも殖えそうもない定期預金の1千万円を使って、変額年金を購入してくれれば最低50万円の販売手数料の売り上げが立ちます。


年金保険料引き落としの証明書を無料にするどころかいくらかお金を払ってでも十分に採算が取れる・・・・なんて話しなのかなあと想像してしまうのは穿ち過ぎでしょうか。


それにしても、引き落としの証明書1か月分が通常は525円の手数料だったの。
これって高くないですか???