独立FPの独白ブログ

この世界を少しでも美しい姿で後世に引き継ぎたい!

■『ロウゴナヤミゼロ』だって!!

★記録漏れ年金調査「補正予算で対応も」・財務相
 尾身幸次財務相は12日の閣議後の記者会見で、対象者がわからない公的年金保険料の支払い記録5000万件の再調査について、「(予算の)予備費や補正予算でしっかり対応する」と述べ、必要に応じて予算措置する考えを明らかにした。災害などに活用する予備費は今年度予算で3500億円。尾身財務相は「経費がどれくらいかわからないが、必要なだけ手当てする体制をとる」との認識を示した。(13日:日経新聞

・・・かと思えば・・・

★「年金補正予算考えず」・首相、社保庁合理化で対応
 安倍晋三首相は12日、公的年金保険料の納付記録漏れ問題への対応に伴う補正予算の可能性について「全く考えていない。予算の範囲内ですべてできると考えている」と述べ、否定的な考えを示した。首相官邸で記者団の質問に答えた。塩崎恭久官房長官も記者会見で「社会保険庁のリストラで捻出した財源を使うのがまず第一だ」と語り、一義的には社保庁の合理化で経費を賄うべきとの考えを強調した。 年金問題への予算措置を巡っては、尾身幸次財務相が年金納付記録の再調査を予備費や補正予算で対応する考えを示している。(13日:日経新聞


さてさて、財務大臣は補正予算を組んでも対応すると現実的な発言をし、一方の首相は予算を立てず社保庁の節約でまかなうなどと、例によって非現実的なことを平然とのたまう。この二つの報道の間に何があるのか?


補正予算で対応するということになれば、国会で「いくら掛かる見込みなのか」「経費の財源はどうするのか」という問いに答えなければならなくなり、そのやりとりが国民の目に触れ耳に入れば当然夏の選挙に不利に働くであろう、とりあえず選挙が終わるまでは、この非常にやばい話し(つまり巨額のお金がかかる事実、そして結局は税金が使われること)が表に出てしまうことを極力避けようとする狙いなのだ。
・・・と、今日のラジオ番組でコラムニストの勝谷誠彦氏が声を荒げておりました。


たしかに、例の5千万件不明年金を1年で解明すると根拠もなく豪語した首相なのだから、予算も税金も使わずに社保庁のコスト削減の中で対応するなんてキレイごとを平気で口にするのでしょう。国民の反発をなんとかやり過ごすことにしか頭が回らない場当たり政権で、私らの将来は一体どうなるのでしょう。


彼らは任期満了あるいは選挙に大敗して権力から遠ざかればそれで済むが、我々庶民には確実に老後がやってくるんです。
どうしますか?ご自分の老後は?
年金相談コーナーに殺到するのもいいですが、もっとじっくり構えて年金の仕組み自体についての勉強や、老後資金を含めたライフプランの検討が急務なのではないでしょうか?


年金相談電話は(0120)657830
・・ロウゴナヤミゼロだそうで、なんというブラックユーモアか! 泣けてきます!