独立FPの独白ブログ

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■市民派ってなんだい?


地方議員や首長選挙などで「市民派の候補」と呼ばれる人がいます。市民派といわれるのは基本的に反自民、野党寄り、リベラルの立場の人たちがほとんどでしょう。しかし、よく考えれば「市民派」という言い方はかなり変ではないでしょうか。


そもそも、地方議会議員はその地域の市民の暮らしを守ることこそが究極の目的であり、その手段の違いはあるにせよ、市民のために存在するべき人たちのはずです。なのに、何故にあえて「市民派」という分類があるのか、反市民派というのがいるとすればそれは誰の利益を守る人なんでしょうか。


さて市民とはいったい何なのでしょうか。農民も商工業者も?一般勤労者も中小企業の社長も地主も医者も教師も、どんな立場の人たちも、その地域の構成者としてはみんな「市民」であるはずです。少なくとも地方議会や各地の行政に携わる人で市民派ではないひとなんて消えてくれと思うのですが、どうなんでしょうか。


わが街、国立では終盤で応援に駆けつけた石原都知事が押す、国立市民ではない都庁のお役人があと千票で当選するところでした。(公立学校の歴史教科書が新しくなるところでした)
所謂市民派の上原氏が前市長であった国立市議会では、国や都では圧倒的与党である自公民が野党であるために、議会運営が非常に難航し続けました。
本当は市民派に入れたいのだが、こんな状況では埒が明かないと感じて、都知事ご推奨の隣町市民の元お役人に入れた人は結構いると思われます。まあ、その気持ちもわかります。


ある報道では「もしも国立で関口氏が敗れれば、東京に反石原陣営の首長はいなくなるところだった。リベレルの最後の砦が守られた」と書かれました。みんな同じがいいのなら、市とか区とか無くしちゃって、中央集権の徳川幕府体制に戻せばいいじゃん。


私は国立に住んで22年目ですが、できればこの先もずっとこの街に住んでいたいと思うのでした。
国立には市民がたくさん住んでいる・・・・。