独立FPの独白ブログ

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■ミリオンダラーベイビイ


1年ほど前に「ミスティック・リバー」を観て以来、「父親たちの星条旗」と「硫黄島からの手紙」と続けてロードショーを観に行き、このところなぜかクリント・イーストウッドづいています。
そして先日、WOWWOWで録画したまま気になっていた「ミリオンダラー・ベイビー」を観ました。


ミスティックリバーの救われない悲しみとは違って、純粋な師弟愛とスポーツウーマンの若々しさに満ちた成功物語を楽しめるものと勝手に勘違いしていた自分を呪いました。またしても、暗く悲しく切なくなるばかりの救われない人生のドラマでした。


私の場合、悲しくて泣ける小説や映画はダメなようです。(感動の涙はOK)
「人生は悲しいもの」であり、「人間とは罪深い存在」であることはもう充分にわかりました。
だから、しばらくは悲しい物語から離れて「生きてるってことは色々あるけれどもなんて楽しいんでしょうねえ」と単純に明快に感じさせてもらえる映画を観たいものです。


それにしても、この暗い映画はもっと暗い「ミスティック・リバー」と同様に、アカデミー作品賞なんですね。ここ数年のアメリカ国民は、今よほど悲しみを噛み締めたい空気が蔓延しているのでしょうか。
今度は絶対に楽しい映画を観たいです!!