独立FPの独白ブログ

この世界を少しでも美しい姿で後世に引き継ぎたい!

■「海外組」=「高速組」


昨日のテレビはちょっとモッタイナイくらいに色んなスポーツをやってましたね。
プロ野球パリーグ開幕戦、大相撲優勝争い、水泳のシンクロ、フィギュアスケート世界選手権、(ちょいと落ちるけど)亀田興毅フライ級戦、などなど本当に注目のスポーツ目白押しってやつですねえ。もうひとつ大きな注目を集めたのが、サッカー日本代表がオシム監督チームとなってから初めて所謂海外組の選手を交えたペルー戦でした。
前半は結構面白い展開、後半は少々飽きがきましたが、巻の久々のゴール、高原のフォワードらしいプレイもあったし、後半の後半で若手が登場して、いくつかの積極的なトライアルが見られて、素人ファンとしては全体的にまずまずだったという感じです。


中村俊輔の技術の高さと高原の積極性(強引さ)と共にこの試合でもっとも印象に残ったことがあります。これはいつも感じることですが、日本のサッカーとヨーロッパのサッカーの決定的な違いはすべてのプレイのスピードです。
スペインリーグの試合などを時々見ると、パスの速さ、シュートの速さ、ボールを持たない選手の動き出しの速さ、などなどすべてのスピードがかなり違うことを強く感じます。


昨日の試合でも、俊輔が前線のスペースに出したパスにサイドの選手が追いつかないというシーンが何度かありました。これは、スペースを見つける判断の速さ、パス出しのタイミングの速さ、他の選手がパスの落としどころを感じる速さ、動き出すタイミングなど、すべてにおいて俊輔と日本の選手のスピードの違いがあるからでしょう。こういうズレは以前の代表チームでヒデさんが参加したときにも大いに感じたことでした。


オシムさんが就任当初から「走るサッカー」を強調しているのは、やはり世界で通用するようになるためには、スピードを身につけることが必須条件だからなのでしょうね。そういう意味で大変興味深い試合でありました。スピードが最重要なのだとすれば、若い選手たちに大いにチャンスがあるわけだし、今度の五輪代表の試合も頑張って頂きたいものです。