独立FPの独白ブログ

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■ヤラセは日本のお家芸か?


放送中止が決定した「あるある」に限らず、テレビ番組のヤラセ・仕込みは日常茶飯事、さらには捏造・インチキ・でっちあげまでが横行しているようです。
数年前に知人が子供連れで公園に行ったときのこと。みんなでハンバーガーを食べていると、テレビの取材陣がやってきて、撮らせてくれと頼まれて承諾した。ところが、ハンバーガーではなく、おにぎりにして欲しいといわれ、わざわざコンビニでおにぎりを買ってきて食べたという話しを聞きました。どのテレビ局かは忘れましたが、その作られた団欒シーンはどのように使われたのでしょうか。身近にも経験者がいるという話しです。


しかもバラエティのみならずニュース報道番組ですらこうしたことが行われるのだというのですから、まあやはりテレビ界はマスコミの狂気を最も極端な形で表出しているところのようですね。
また、そういうことをやっている世界が非常に高収入を得ている業界でもあるわけで、不器用に真面目一方で働いている正直者が損をするというのがどうにも嫌な感じですね。


ところで、インチキ、捏造はなにもマスコミ世界だけの得意技ではありません。公共工事の官製談合だってある意味でヤラセですし・・・。また今日のニュースでは久しぶりに「耐震偽装ホテル」が報道されています。発覚したのは京都の有名なホテルであり、その建築主は「アパグループ」の会社。アパグループの建築物件にはほかにも数件偽装疑惑を言われているものがあり、昨年来建設中止になったままのマンションなどもあるのです。しかし、このアパグループの社長らは後援グループのメンバーという役柄で安倍晋三首相と以前からつながりがあり、そのためなのか、マスコミ報道はかなり消極的でした。


例のイーホームズの藤田社長が、マスコミから無視されながら訴え続けていた「アパグループ」の耐震偽装疑惑がとうとう明るみに出ることになるのか、或いは昨年同様にマスコミは情報操作を行うのか。
ヤラセ・捏造を得意とする人達には当然、隠す、葬り去る、無かったことにする手法にも長けているでしょうから、どうなることやら・・・。


それにしても、バラエティ番組における納豆健康法の捏造と、政府主催タウンミーティングにおける「国民の意思の捏造」と、どちらが重い罪であるのか、なんだかバランスが妙だなあと思うのです。