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独立FPの独白ブログ

この世界を少しでも美しい姿で後世に引き継ぎたい!

■保険の賞味期限切れ??


菓子食品業界では賞味期限・消費期限切れの材料使用が発覚して社会問題となっていますが、保険にも賞味期限のようなものがあります。(ちょっと無理やりですが・・・)


先日ある保険相談でこんなことがありました。
ご主人が加入している保険に子供の入院・手術を保障する家族入院特約を付ける場合がありますね。
大学生で21歳になるそのご子息が病気で入院をしたので保険代理店に給付金請求を申し出たのですが、実はその特約の規定では子供の保障期間は20歳までとなっていたので、給付は受けられませんでした。


その方の場合はまだ20歳未満のお子さんがひとりおられるので、全く無駄になっている訳ではありませんが、あと2年ほどすればこの特約は価値がなくなる訳です。(もちろんお子さんが新に生まれない場合ですが・・・) そのことを知らせてくれるというサービスはおそらくありません。
子供入院特約などは20歳前後の特定年齢までとなっているものが殆どのようです。


ところが、契約後に生まれた子供も保障対象に加わることもあって、保険会社ではその家族に契約後何人の子供がいるかは把握していませんし、規定年齢を過ぎたお子さんがいても、そのことをお知らせをするシステムにはなっていません。特約の意義があるかどうかは契約者が把握するしかないのでしょう。
もしも、このような不適合を防ぐサービスが可能だとすれば、代理店や担当営業マンがその家族の状況を
常に把握していて、時に応じてお知らせする方法しか今はないと思われます。


また、期限切れではなく、必要性が薄れたのに加入したままになっている保険などはうまみの薄くなった、つまり賞味期限切れと言えるかもしれません。
例えば、賃貸住宅に住んでいる家族が、夫の死亡後にも家賃が払えるようにと保障額を算出したとします。数年後にマンションを購入し、住宅ローンを組んだ際に同時に付保された団体信用生命保険があれば、万一の場合の必要資金から住宅資金は外しても良いはずです。
それをそのまま加入し続けているとすれば、その保険の一部については必要以上のコストを払っていることになりますね。みなさん賢い消費者になりましょう。


また、契約時には無かった新しい保険種類が発売されていて、旧商品が陳腐化している場合もあり得ます。要するに、長期にわたっての契約が多い生命保険では、どうしても一定期間ごとの保障内容の把握や、整合性の確認が必要になると言えるでしょう。どんな良い保険であったとしても、時代の変化、状況の変化によって価値が変わることもあることを理解しておくべきですね。