独立FPの独白ブログ

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■指示率低下・・・

安倍内閣支持は45%と下落続く
 共同通信社が12、13両日に実施した全国電話世論調査で、安倍内閣の支持率は45・0%となり、前回調査(昨年12月)から3・6ポイント落ち込んだ。不支持率は38・9%と逆に3・6ポイント増。内閣支持率は昨年9月の政権発足直後の調査が最高(65・0%)で、その後続く支持率の下落、不支持率の上昇傾向に歯止めがかかっていない。
安倍内閣の閣僚や自民党幹部の事務所経費をめぐる問題が表面化しているが、安倍晋三首相(党総裁)に関して、74・2%が「適切な対応はしていない」と回答、この問題が支持率低下に影響したことをうかがわせている。
首相の指導力を「期待通り」や「期待以上」としたのは計22・3%と前回から7・6ポイント低下、逆に「期待外れ」は28・3%から39・5%に急増した。また内閣を支持しない理由で「首相に指導力がない」が21・9%(前回15・5%)と初めてトップとなった。

世論調査などというのもは、その質問の仕方や回答選択肢の並べ方によって、極端に言えばどのようにも変わるものであると思っているのですが、まあ一応は世の中の傾向を表していないわけでもないでしょうから、安倍さんの人気が落ち始めていることは本当なのでしょう。
政権発足時の支持率が65%なんていうことも(根拠無く高い!)信じ難いのですが、それがたった4ヶ月足らずでズルズルと下がることも信じられない思いがします。どちらもなんといもいい加減な反応だとしか思えません。


この安倍内閣支持率低下の報道を見ていると、まるで「小泉さんのほうが良かった」と国民が考えているかのような空気を感じるのですが、それこそ恐ろしい限りです。
国や社会をある方向に持ってゆこうと考えている強烈個性の政治家が、その権力をもって思うようにしてしまう傾向に対して、その方が分かりやすくて良いなどと考える国民というのは、一体どんな人達なのでしょうか。


その方向性が自分の考えに沿っていると自信をもって表明できる人であるなら、指示するのは当然で、それはまあ仕方がないかもしれません。(支持者であっても手段の正当性については問題ありというべきだと思いますが)
しかし、白か黒かという言い方が分かりやすいから良いだとか、古いものをとりあえずぶっ壊すことが小気味良いと思うから、などとただ単に「見た感じ」だけで判断してしまうようなひとがもしもいるとすれば、実に怖い世の中です。そんなに、誰かに引っ張ってもらいたいんでしょうか???


あまり深く考えない人達が大勢を占めているような社会では、民主主義の制度が結果として社会をダメにすることがあり得ます。これが民主主義のジレンマなんでしょうが、まあ仕方がないことなのでしょうか。いづれにしても、支持率低下にはそれなりの理由はあるわけですから、勝ち馬に乗った多くの国会議員の先生方は次の選挙に向けてどのように舵を取るのか懸命に模索されていることでしょう。


いつものことで恐縮ですが、良いお店は良いお客の数で決まります。良い国とは良い国民の数で決まると私は思います。今年の選挙に向けて、とにかく参加する(投票する)ことだけはまず確定にして、その意識を持って色々な出来事を見て行かないといけませんね。


無視は最大の侮辱、無知は社会に対する最大の罪です。