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独立FPの独白ブログ

この世界を少しでも美しい姿で後世に引き継ぎたい!

■小三治師匠健在!

テレビのリモコンの調子が悪く、チャンネル切り替えの数字ボタンが効きません。
そこでチャンネルをひとつづつ移動するチャンネルボタン(>を押すとひとつ上、<を押せばひとつ下がる)を使っています。このボタンでは切り替えたいチャンネルに一発で到達できないのでストレスを感じることもありますが、ときに思わぬ幸運をもたらすこともあるのです。


ニュースでもやってないかしらと4チャンネルから1チャンネルに移動しようとこのチャンネルボタンを押しました。3チャンネルを早々に通過しようとした途端に目に入って来たのが柳家小三治師匠のあのお顔でした。
あらあ、落語やってんの?と新聞のテレビ番組欄を見るとそこには「話芸 落語」としか記されていませんでした。なんということでしょう、現役落語家ではおそらく最高峰のひとりに違いない小三治師匠の30分の高座(30分ならまっとうです)を見逃すところでした。新聞のテレビ欄には「小三治」と書いておくべきでしょう。(字数も一字少ないし)


ともかく、まだマクラも始まったばかりでしたので観ることにしたのです。
「うどんや」という演目で、噺の内容自体はあまりどうということの無いというか、ストーリー展開がどうのこうのという類の噺ではないものでした。最後のオチも演目全体からするとほんの一部であり、行商のうどんやと彼に絡む酔っ払いとのやり取りも淡々と進みます。つまり、演者の表情と仕草と「間」が醸し出す雰囲気がなんとも可笑しい、というような演目でした。こういうのはよほどの人でないとできないのではと思います。ある意味で「話芸」という番組タイトルにふさわしい演目だったのかもしれません。


NHK教育テレビではときどき、このような日本文化の宝物を紹介する番組が組まれているにも拘わらず、あっさりと流していることがよくあります。要注意です。