独立FPの独白ブログ

この世界を少しでも美しい姿で後世に引き継ぎたい!

■悪口は小声でね


最近、テレビでもラジオでもよく流れる大嫌いなCMソングがありまして、その悪口を日記に書こうと思っていたのですが、どうもイマイチ勇気がでないまま時が過ぎております。
あのアザトイといいますか、ワザトラシイといいますか、とにかく私の耳にはあの唄いっぷり、イントネーションなどが気色悪い不快な響きでしかないのです。


今日こそネタも無いので、「あの歌とっても気持ち悪いですよね!」と書こうと思ったのですが、一応、誰が歌っているのか、その人は人気があるのかなど調べてからにしようと考えたわけです。・・・で、ネットで調べたところ、(私は全然知らないけれど)そのひとはプロの歌手であるらしく、ということは一定の数のファンもいるのでしょう。
もしもそのファンの人が、アザトイだの気持ち悪いだの耳障りだのいつも即刻スイッチ切っているだのイイカゲンに消えろだのという、私の悪口雑言を目にしたら多分もの凄く不快な思いをすることでしょう。
そしてその人がたまたまクレーマーだったり、少々粘着質で執念深い人だったりすると、今まで大したアクセスもなかった私のつたないブログが急に攻撃され、いきなり注目を浴び、たちまち炎上してしまうということが絶対に無いとも言えず、だから、やはりこのCMソングの悪口は書くのを止めておきます。


このように、特定の人を指し示して悪口を書くということとか、政治家やタレントなど有名人について茶化したりからかったりハナで笑ったりするというようなことは、一種のストレス解消法でもあると思うのですが、そうしたことは本当は仲の良い友人だけの集まりとか飲み会などで声を潜めてやるべき類のことなのです。
近頃はこういう内輪でのうわさ話をネット上に平気で公開するひとが結構いるみたいで、実に恐ろしい世の中になっているようです。


色々な意見のぶつかり合い、国家とか政治とか思想などについての市民レベルでの議論の広がりはブログ本来の役割のひとつとも思えるのです。同質な考え方をする者が何となく気分の共有空間を作り、その空気に馴染まない意見や異論を見つけると徹底的にやっつける、というようなブログ炎上などという現象を見ていると、どうも少し違う方向なのではないかと思うのです。
まあ、色々な意味、あり方があっていいはずなので、そんな共有空間もありかなとは思いますが、あまりにも気軽に異論を発信でき難い風潮となるのは、やはり恐ろしいことであります。


というわけで、私が書こうと思っていた「あの気持ち悪いCMソング」のことは、そのうち仲間との飲み会で皆に聞いてもらうことに致します。ああ、やはり怖くて書けませんでした。