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独立FPの独白ブログ

この世界を少しでも美しい姿で後世に引き継ぎたい!

■「聖戦」だって人殺しでしょ

ローマ法王「聖戦思想」批判で釈明
ローマ法王ベネディクト16世が神学講義でイスラム教の「ジハード(聖戦)思想」を批判したとして、イスラム諸国に反発が広がっている。バチカンは16日、「発言がイスラム教徒を攻撃するように聞こえたことを非常に遺憾に思っている」とする法王の釈明を出したが、事態が沈静化するか不透明だ。法王は12日、ドイツ南部レーゲンスブルク大学で講義をした際、「(預言者)ムハンマドがもたらしたのは邪悪と残酷さだけだ」とする中世ビザンチン帝国皇帝の言葉を引用、「暴力は神の本質に反する」と語った。

ローマ法王が神学講義で語った問題の部分(抜粋)は以下の通り。
〜〜私は以前、ビザンチン帝国のマヌエル2世パレオロゴス皇帝とペルシャ人が1391年に交わした対話に関する書籍を読んだ。皇帝は対話の中でジハード(聖戦)について言及した。宗教と暴力の関係について皇帝が語った内容はこうだ。「ムハンマドが新しくもたらしたものを私に見せよ。邪悪と残酷さであり、彼が教えた信条を剣で広めたということだ」

皇帝はこう述べた後、なぜ暴力を通じて信条を広めることが非理性的であるかを説明した。暴力は神の本質に反するものである。皇帝はこうも語った。「神は血を喜ばないし、非理性的な行動は神の本質に反する。誰かに信条を伝えようとする者は暴力や脅威を使わずに、的確に理を説かなければならない。理を説くには武器は必要ない」
今回の講義は(他宗教への)批判ではない。理性という概念を考えるためのものだ。そうすることで今、必要とされている宗教間の真の対話をすることが可能になる。〜〜
(いずれも、産経新聞〜SANKEI WEBより)


ローマ法王が講義で語ったという次の言葉をもう一度確認しましょう。


「神は血を喜ばないし、非理性的な行動は神の本質に反する。誰かに信条を伝えようとする者は暴力や脅威を使わずに、的確に理を説かなければならない。理を説くには武器は必要ない」


「神」がいるのかどうかは別として、この説は正しいと思います。正しいと言うより、この原則を外したら人間社会の秩序は崩壊するしかありません。
アフガン戦争を十字軍の再来と言い放ち、最近ではイスラム圏との対立を新たなイデオロギー対立といきまくブッシュは、カトリックのボスが語るこの言葉に対してどう答えるのか。「自由への開放」という御旗のもとに市場原理至上主義による世界の市場化戦略で、圧倒的軍事力を背景に暴走し続けるアメリカの国民はどう答えるのでしょうか。


どんなに正しい思想も、信条も、一旦暴力を伴えば必ずその応酬を生み続けることになるのは歴史と現在の世界情勢が証明していることです。
イスラム教徒もキリスト教徒も、聖典、聖書を横に置き、『イソップ童話の北風と太陽』を熟読して頂きたいと思います。