独立FPの独白ブログ

この世界を少しでも美しい姿で後世に引き継ぎたい!

■僕もタオルハンカチです

早稲田実業斎藤佑樹投手がマウンド上でたびたび顔の汗をぬぐっていた「青いハンカチ」への関心が急速に高まっている。ブランド名やメーカーは不明だが、都内の百貨店には「青いタオルハンカチが欲しい」との問い合わせが相次ぎ、関係者は思わぬ商機に顔をほころばせている。 西武百貨店池袋店には、引き分けになった決勝戦が行われた20日午後ごろから、青いハンカチについて尋ねる顧客が現れ始めた。再試合の21日には問い合わせが数十件に増えたため、急きょ紳士服売り場に青いハンカチを集めたコーナーを設置したところ、「22日には開店と同時にまとめ買いしていく女性客もいた」(広報)。 松坂屋銀座店でも、先週末から40歳前後の女性客を中心に、青いハンカチへの問い合わせが増えているという。当の斎藤投手はこの人気に「自分では気にしないで使っていた。こんなに騒がれるとは思わなかった」と戸惑っている。

(これ、れっきとしたサンケイ新聞ニュースです。)


・・・まとめ買いをした女性客はひょっとするとお客へのプレゼント用に買っていったクラブのママさんだったりするのでは・・・。
斉藤投手のハンカチにも象徴されるように礼儀正しく清潔感溢れる若者達の、甲子園での大活躍と清々しい姿に魅了された大人たちがいかに多かったかと想像させるニュースです。
近頃明るい話題の少ない中で、この夏本当に高校球児たちに救われた余韻がいまだに残る今日このごろです。


思えば野球に限らずそれぞれの分野でひたむきに頑張っている若者達はたくさんたくさんいるはずです。
そうした青年たちが夢と希望をもって、仲間になりたいと望むような大人社会になっていなければ、彼らの先輩である大人としては申し訳が立ちません。
ところが大人の世界のニュースは、取り上げるだけで疲れるようなテイタラクな出来事ばっかりです。、
小さな子供をもつ親だけを残して、中年以上は全員消滅してリセットした方がいいのではと思うほどです。(危険思想!!)


冒頭のハンカチのニュースは例によって日本人の「底なしの軽さ」の表れでもありますが、なんと言っても高校野球の話しなので、高校球児たちのプレイ振りを観ていたからこその騒ぎなのです。なにも外見だけ、仕草だけで踊っているのとは訳が違います。
そこへゆくと、最大政党の時期リーダー争いに関しては、まったくもって中身を伴わない単なる印象、外見、見た目、雰囲気(そのどれをとっても私はキライだが)イメージだけでよしとする風潮が蔓延してしまっていて、それはそれは恐ろしい限りです。
アンケートで、彼が適していると応える人の中に、彼の考えを語った書籍など1ページでも読んだ人がいったいどれだけいることか。あのひとがどんな政治思想の持ち主なのか、あるいは何も思想を持たないのか、単なる地盤引継ぎ議員なのか、或いはバリバリの新自由主義推進論者なのか・・・そういう本質的なことを考えて、見極めようとしているひとがどれだけいるでしょう。


軽い乗りも、時と場合を選んで頂きたいです。


ところで、私はイトーヨーカ堂で200円で購入したタオルハンカチを愛用しています。
タオルハンカチはやっぱり常識でしょ。