独立FPの独白ブログ

この世界を少しでも美しい姿で後世に引き継ぎたい!

■8月8日は「パパの日」かも?

長男と2人で我が実家に両親を訪ねました。
卒論、バイト、バンドと、親父よりも忙しい毎日の息子が、夏休み中にも稀にしかない「全休日」だったので、やっと実現した祖父母と子と孫の会食です。


大学生活のこと、来年からの仕事のこと、若者の感覚のこと、ケータイの機能のこと、そして話題は次第に戦争とその後の日本のことに移って行きました。
私の父は太平洋戦争末期に学徒出陣で召集され、外地には赴かなかったものの兵隊さんで終戦を迎えた経験者です。戦争に参加していた人の言葉はそれがどの立場の人だったとしても、真摯に耳を傾けなければなりません。


私自身は「ほぼ完全な正当防衛以外の暴力を全否定」する立場であり、「非武装という理想を放棄してはいけない」という基本理念を持っています。(現実逃避の空論バカと言われてもです)
自らが地球を暴力で支配し続ける反面、日本をアジアの侵略犯罪国家として処理した戦勝国のゴーマンも許せませんし、同時に日本は悪くなかったという世紀の暴論も受け入れられません。
親子孫3世代での終戦記念日1週間前の会話は、基本的な感覚においては大きな差は無かったのでまあ安心しました。
この日記で靖国論など展開する意図は皆無ですが、一般国民が現実として人殺しの現場に連れて行かれた恐怖の時代に、あの神社が果たしていた役割を思い出せば結論は見えている、という考え方は多くの戦争体験者が持っていると考えられます。


東洋史専攻の息子は実体験の話をできるだけ聞いておかなければ、と帰り際に語りました。
書店にならぶ靖国本、愛国本も良いですが、もし身近に体験した人がいるのなら、その話をまず聴きに行くのが先でしょう。