同級生の計らいで、中学・高校時代の恩師と久し振りに会食の機会に恵まれました。
音頭を取ってくれたT氏を中心に、集まったメンバーとは年に数回逢う間柄ですが、恩師を囲んでの会合というのはまた格別のものです。
思えば両親の年齢とあまり違わない先生ですが、私の中学2〜3年の担任であった頃には38歳くらいの中堅でバリバリの熱血教師でした。しかし、今の自分たちの年齢からすれば若造でもあったわけで、自分自身の未熟さを思うとあの頃の先生は大した大人であったものと感心させられます。
ある者は中学1年での担任、ある者は高校時代の担任などと関わり方は様々ですが、みな共通しているのはその先生に関して何かしらの強烈な印象をそれぞれが持っていること。
「先生、こんなことを仰ったでしょう?」
「ううむ、言ったかも知れないね」
というような会話になるのです。
人を育てる、特に青少年を育てる教師という仕事の醍醐味とも言えるのではないかと思いました。
先生とは教え子にとっては何か「ふるさと」のようなあったかい、懐かしい、大きな存在です。