独立FPの独白ブログ

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■交響曲第3番を聴いてみる

W杯決勝トーナメントでは日本人として初めてとなる上川主審が笛を吹いたのはドイツ対ポルトガルの3位決定戦でした。私と同年代の男性諸氏は、ガキのころの草野球で長島に憧れて背番号3番、3塁手をやりたがったことがあるはず。好きな番号もあの頃は3と答える者が多かったと思われます。
3種の神器とか、3人寄れば、とか3国同盟とか、御三家とか、3大○○とか、なにかと出てくる数字ですね。


最近クラシック音楽を聴き始めた方で、交響曲に興味を感じ、どんな作曲家のどの楽曲を聴こうかと迷っている方に、ひとつ提案です。歴史に残る名作曲家といわれる人達の交響曲第3番を片っ端から聴いてみるのはどうでしょう。何故に3番か・・・・・


演奏時間数分の小曲などと異なり、交響曲の作曲というのはどんな天才的作曲家にとってもおそらくは渾身の一大事業であるはずです。現代においてはクラシックの大作曲家といわれる人でも、当時は駆け出しの若手なのであり、交響曲第1番をものにするのには相当の時間と労力が費やされたことでしょう。
敬愛する先輩作曲家の影響を受けて、或いは憧れの大作曲家の大曲に発想を得て、作曲した交響曲第1番が世間でどのような評判を得るか、よき演奏を実現できるか不出来に終わるか、タイミングもあれば運もあるでしょう。


なんとかプロとして成功を収めて第2番も世に送り出し、何年かかけて生み出した交響曲の3曲目くらいになれば、結構自信も付き、余裕が生まれ、力の入れ具合もこなれてきて、どっしり落ち着いた、或いはのびのびとして元気いっぱいの交響曲が生まれる、ということはあったのかも知れません。
だから、3番というのは結構良い選択なのかも知れませんよ。


私が持っている交響曲第3番のCDは次の作曲家たちで、何度も聴いていますが、全てが親しみやすい良い曲だと思います。(こじつけではなく本当です)
ハイドンモーツアルトあたりはあまりの曲数の多さのためか、交響曲3番のCDにはお目にかかれません。(ハイドンの交響曲は100曲以上!!)

ベートーヴェン(英雄)、シューベルトメンデルスゾーン(スコットランド)
シューマン(ライン)、ブルックナーブラームス、サン・サーンス(オルガン付き)
ドヴォルザーク(出世作らしい)、シベリウス


そして、今のところの私の最も好きでよく聴く交響曲といえば、
ベートーヴェンの交響曲第3番【英雄】というわけなのです。