独立FPの独白ブログ

この世界を少しでも美しい姿で後世に引き継ぎたい!

■税金払い過ぎ対策


「志導塾」の定例勉強会に出席。
今日のテーマの目玉は【税金の払い過ぎ対策アドバイス】でした。
例えばテナントビルなどのオーナーが納める固定資産税について、適正な評価基準に則って評価されていないために過大な税額となっているケースが少なくないそうですし、不動産評価の詳細規定を見逃したために相続税を払い過ぎていたということも結構見受けられるのだといいます。


様々な裏の手口を駆使して脱税マガイの節税対策を行うやり手の資産家は存在します。(時々逮捕されます)
しかし一方では、多くの善良な市民が自らの知識不足であったり、適切なるアドバイザーを持たないがために、過大な負担を強いられていることを知ると、不平等もイイカゲンにして欲しいと言いたくなります。
正直者が損をする風潮ははやいところ一掃するべきです。


国やお役所は不正を摘発し、取るべきところから取ることは徹底するとしても、無知で善良な市民に対して『あなたは払いすぎていませんか?」と問いかけてくることはまずありません。


国民年金や厚生年金の世界でも同様のことが言えます。老齢年金の受給などでも、受給資格者が請求をしなければいつまでも支払われないことになっています。
「年金の請求をお忘れですよ」と何度も電話で教えてくれるなどということは決してないのです。


税金にしろ社会保険負担にしろ、金融商品の活用にしろ、適切なアドバイスをするプロの存在意義はいつまでもなくならないのだということをまたまた再認識したセミナーでした。