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独立FPの独白ブログ

この世界を少しでも美しい姿で後世に引き継ぎたい!

■健全な投資家

あるアナリストによると東京証券取引所で株式売買を行う投資家のシェアは、海外の投資家が45%、国内の個人投資家が38%、銀行や生保などの機関投資家は数パーセント、最近結構売れていると思われる投資信託も数パーセントに過ぎないのだそうです。そして個人投資家のおよそ8割はネット取引中心の所謂デイトレーダーとのことです。
〜〜デイトレは私の分類では「ギャンブル」または「ゲーム」に属し、所謂投資ではなく投機と考えていますので、FPとして短期売買のノウハウを扱うことはありません。(私がFPとして取り扱うのは年金・老後資金などのための長期資金運用のみです)〜〜


世界の株式市場を生き馬の目を抜く素早さと狡猾さで利益を求めて渡り歩く海外の投機筋と、日々の株価変動の波をサーフィンの如く乗り切ろうとする国内のデイトレ諸氏を合わせると、日本では株式市場投資家の約8割がこのような短期的視野からの投資であるというのです。


株式市場への投資の自由が保証されている以上、法律違反さえなければ短期投資だろうが長期だろうが、もちろんOKです。(どちらにしろ自己責任)
しかし、市場というものは、短期、中期、長期の様々な立場の投資家が沢山いるのが健全な状態なのであって、今のようにあまりに短期投資に偏っている状態は非常に不健全であり、堅調な成長が継続し難い脆弱な状態であるということなのです。


長期安定投資という株式投資の本道を行くタイプの個人投資家を育ててこなかった業界や行政の責任もある、という話しでした。
みんなが同時に同じ方向を向きやすい日本の国民性が裏目に出ている面もありそうですが、ホリエモン、ムラカミドンの事件はまさにそうした株式市場の状況を象徴する出来事ということなのですね。