独立FPの独白ブログ

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■『ダ・ヴィンチ・コード』観てきましたよ

大ブームには着いて行けないへそ曲がりの性格と、遅読である私としては結構分厚い上下巻である原作を読むつもりは毛頭なく、書店で関連本の平積みも横目で通り過ぎていました。
しかし、原作を読んでいた友人から中々面白いミステリだったと聞かされていたので、それではと、映画を観てまいりました。
感想は、中々面白いミステリだった・・・・・というところですね。


原作を読んだ人からはキャスティングが良くないだの、詰め込むのには無理があるだの言われていますが、原作を知らない私には、普通のミステリアクション映画と映りました。
ただ、キリスト教に関する基本知識くらいは持っていないと、何をそんなに大騒ぎするのかしら? などということになるでしょう。クリスチャンでなく、世界の宗教にも特に造詣もない一般的な日本人にはことの重大さが理解できず、したがって面白さ半減かも知れません。せめて百科事典の「キリスト教」くらいは読んでからのほうが良いでしょう。


私はほぼ完全に無宗教(自然崇拝気質であり、神の存在も否定しませんが、特定の人物が神だとは決して思いません)ですが、この映画を観終わってしみじみ思ったことは、宗教(特にキリスト教)が救った人間の数と殺した人間の数はどちらが多いのだろうという疑問です。
幾多の戦乱の原因となり、国家や民族の暴力の後ろ盾となり御旗となり続ける世界の宗教が、本来の役割を果たせるように、宗教家、宗教団体などの人達は枠を超えて協力すべき時代だと思うのですが・・・。


それにしても、これを観たあとでダ・ヴィンチの「最後の晩餐」を見れば、俗人の私にはキリストの向かって左側の人物がどうしても女性にしか見えないのです。


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