独立FPの独白ブログ

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■思いやりの国ニッポン

訪米中の額賀福志郎防衛庁長官は23日夜(日本時間24日朝)、ラムズフェルド米国防長官と国防総省で会談し、在日米軍再編の焦点である在沖縄米海兵隊のグアム移転経費負担で合意した。移転経費の総額約102億ドル(1兆2000億円)のうち、日本側負担は約61億ドル(7200億円)で全体の59%と確定した。


よくそんなお金あるね・・・・。
こんなことが許されてしまうのですから、外交というものはまことに素人には計り知れない奥深き世界でありますね。それにしてもニッポンの思いやりは尋常ではありません。
しかも、誰もデモをしないし、マスコミも至って冷静。国営放送のニュースなど、実にさわやかなる話題のように淡々と報道しています。


また、金を出すほうが交渉などと称してわざわざアメリカまで出向いていって、ご機嫌を伺うし。75%なんてはじめから吹っかけていただけのものを、いかにも交渉で妥協させて59%に下げたように見せるこの三文芝居です。誰か信じる人います?
私などはここ数年、ニュース映像でラムズフェルド&ブッシュ&コイズミの3人の顔を見るたびに、体の中にサナダムシが駆け巡りますが皆さんはいかがですか?


アメリカ第51番目の州・ニッポンという話しについては、もはや誰も驚かないほどに一般化しているようですし、テロ国家から守ってもらっているのだという根拠の無い理由でこうした無茶苦茶を正当化、またはヨクワカラナイとまるで他人事のように居直っている日本人が半数近い状況のようですから、致し方ありません。とりあえず諦めます。民主主義とはあきらめること。


それにしても、ここ数年日本が隠しもせずにアカラサマに見せるアメリカに対する盲従姿勢は、他の国から見れば相当に気味の悪い感じなのでしょうね。少なくともこんなところを国連の常任理事国に加えるなんて、とんでもないことでしょう。


こういうことを平気で、というよりむしろ積極的に「世界平和の安定強化のために」そして「日本国の利益のために」推進しておき、あまりにだらしなく映るのを自覚しているためか、それを補うためか、あの国よりは少し弱いと思える韓国や中国に対して強気の姿勢を演出する。他国からとやかく言われることではない・・・・って、アメリカに言って見たら。
なんとか劇場というけれど、こんなに臭い芝居に私はとても耐えられません。ガキなので。


様々な事実を知っていて、あえてそれを支持している人々については文句をいうつもりはありません。それはそのひとの考え方だからです。
しかしです、何も知らないでいて、放置している人達には、この状況をナントカして頂きたい。
普通の庶民が、その気にさえなればあらゆる分野の情報を相当量入手できる状態にあるこの時代において、知らないということは、社会に対する大変重い罪であると強く言いたいと思います。


無知はあきらかに罪です。


最後に・・・何に幾ら遣うかの査定をする仕組みではないらしいこの大引越し事業については、日本の誇る公正取引委員会が出張っていって、米軍とアメリカ企業の癒着、談合が無いように徹底的に監視してくださるように期待しております。宜しくお願い致します。