独立FPの独白ブログ

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■保険見直し相談〜更新期セールス

定期保険特約付き終身保険などは特約の定期部分が満期を迎えると、その特約が自動的に契約更新される場合があります。更新というのは、その部分については新規契約と同様ですから当然に保険料は年齢アップに伴って高くなります。


Aさんのご相談は、更新時期を目前にして、今後その保険をどうするのが良いのか検討したいということでした。保険会社の担当者からはつぎのような提案があったということです。


【更新すると保険料が7割ほどアップするが、更新後の保障額を低くすれば保険料を抑えることが可能だし、保険料を上げずに新しい保険に転換することも出来る。】


これらの提案のうちのどれを選択するべきなのか、ほかに方法は無いのか、ほかに良い保険は無いのか、というのがご相談の主旨です。
私からは、FP相談のいつものやり方に沿って、時代にあったライフプランの考え方、ライフプランの一環としての保険の捉え方、保険種類の選択基準などについて約2時間お話しをさせて頂きました。


聞くところによると、加入保険会社の担当者がAさんに対して持ってきた提案は、全てが期間10年の定期保険だったようです。どうして、このようにいつも判で押したように10年定期なのでしょうか。定期保険には10年、15年、20年、30年・・・・100歳だってあるし、終身の選択肢が示されないのも不自然に見えますし…。
Aさんはどこの保険会社にも色々な種類の保険があるらしいことを知って不思議そうな面持ちでした。


まったく別の話しなのですが、今日ご契約を頂いたBさんに聞いたところでは、保険会社20社ほどを扱っていると看板にうたっている保険代理店の店舗に相談に行った際に、なぜか外資系某社1社の保険だけを強く薦められたのだそうです。


どのような状況にある家庭なのかに関わらず10年の定期保険のみ売り込む外務員、複数社の代理店の看板を掲げていながら、1社の保険ばかりを売り込む代理店、こういう姿勢ははっきり言ってお客さんをなめてかかっているとしか私には思えないのですが、よほど特殊な事情がおありなのでしょうか。皆さんはどうしてだと思いますか?