独立FPの独白ブログ

この世界を少しでも美しい姿で後世に引き継ぎたい!

■保険ランキング特集

東洋経済やダイアモンドなどの経済週刊誌は毎年2〜3回は保険特集をやりますし、年に1度は別冊まで出します。全保険会社の情報を網羅する情報であるため、われわれ代理店などの関係者は資料として買うことになります。ひょっとすると、これらの雑誌の業界特集はその業界関係者が販売のターゲットなのかもしれません。多分そうでしょう。


内容としては、最近は保険会社の選び方とか、保険商品の評価、選び方を中心テーマにしたランキング特集のようなものが多くなっていますが、読者アンケートなどを集計したものや、ファイナンシャルプランナー(・・の肩書きを有する人達)を中心にした編集チームで作る場合などがあるようです。


どの会社が信頼できるかなどという人気投票形式の場合には、その知名度の高さと契約者の多さから投票数が多くなり、最大手の保険会社がベストワンになることが多く、また同時に不人気の方でもワーストワンに選ばれたりします。これは契約者の多さや販売員の多さが原因なのであり、本当にベストなのかワーストなのかは疑わしい気がします。


また、編集を担当するファイナンシャルプランナー達がどんな立場で仕事をしているのかによって、保険商品の選び方に偏りが生じたりもします。
反対にそうした偏向が少ない場合には、どっちでもよいような表現になってしまったり、結局は「自分自身でよく考えて決めるのが良いでしょう」などの曖昧な言い方でお茶を濁す結果になっていたりします。
こういう記事は現実の保険選びにはあまり参考にならないと思いますが、色々な保険があるんだなあということ位は分かるでしょうし、まあ読み物としてはそれで良いのでしょう。


私は最新情報整理のためもあって時々買っているのですが、つい先ごろ出た保険特集の載っている某誌を買いました。あえて社名、商品名は伏せますが、私が「この保険種類についてはこの会社が最有力である」といつも思っている商品が、その通りにその分野でベストに選出されていました。(週刊誌の評価が私の意見とピタリと合ったのは珍しいことです。)
また、私の保有契約件数でダントツ1位である保険会社が(生保も損保も)総合ランキングでトップとなっていました。

自分にとって都合の良いネタがあればさっそくそのことを吹聴し、都合の悪い批判的記事が載れば、しょせん週刊誌のネタですからなどといって無視をするのが保険業界人の常識?ですので、今日のこのコメント自体も皆さんにとってはなんの意味も無いかもしれませんね。はい、どうもすみませんでした