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独立FPの独白ブログ

この世界を少しでも美しい姿で後世に引き継ぎたい!

■日本らしさとは?(国家の品格)

所謂ベストセラー本を買うことについて、私はかなり抵抗を感じるほうです。
有名ラーメン店の店先に行列をつくるのも嫌い(時々やってしまうのですが)ですし、大勢のひとがいっせいにラジオ体操などしている光景を見るとぞくぞくしてしまいます。
「皆が同じ方向を向いている状態」を本能的に避けたがるいわゆるへそ曲がりの性格なのでしょう。


そんな私も、最近かなり売れているらしいベストセラー本、新潮新書の「国家の品格」にはついつい手を伸ばしてしまい、どうにも気になって買ってきてしまいました。
そしてページを開いてからは2日で読み終えました。

最近よく読む新書は、なんとなくもやもやしていた色々な事について、明白に、分かり易く、端的な記述で示してくれるものが多いようです。
これはおそらくそういう時代の要請があるためであって、出版界は国民の潜在的な欲求を敏感に察知している現われなのだろうと思います。


日本とは一体どういう国なのか、宗教とは、愛国心とは何なのか、アメリカの属国とはどういうことか、どうして中国や韓国とギクシャクするのか、少年の凶悪犯罪の理由はなにか、人生の目的って何か、どうして子供は減るのか、生きる意味はあるのか…などなど、あらゆる問題についての新書が発行され、結構売れているようです。
その中でも良く売れている「国家の品格」は3月13日の発行で100万部を超えたそうで、部数拡大のスピードは、あの「バカの壁」を超えたのだそうです。


日本人の本来もっている素晴らしさについて色々な角度から光を当て、特に理屈や理論ではなく、日本人の中心に貫かれているはずの精神的なもの、引き継がれてきた道徳心、清廉さなどについて、美しい日本の自然と「武士道」にその基底を見るという視点が中心主題です。
理論の積み上げで取り繕われて来た西欧中心の仕組みが地球を壊しつつあること、今から世界を救うのはまさに理屈ではない日本人の心の有り様であること、理論的学問の最たるものであるはずの数学の学者がこんなことを声を大きくあげて叫んでいます。


ほんの数年のことながら、実力主義報酬体系こそが真の企業の正しい姿などと勘違いしていたことのある私としても、大いに感じるところが多く、最後の数ページなどは読んでいて涙さえ流しました。小説ではなく新書を読んで泣いたのはこれが初めてです。
「拒否できない日本」を読んで、米国の対日内政干渉の実態について学んだ人は、では日本はどうしたら良いのかについて、「国家の品格」を読んで考えて欲しいと切望します。


日本人としての自覚や誇りや一体感を感じることを、野球やサッカーの代表試合の時だけに終わらせないためにも、全ての日本人にどうしても読んで欲しい本です。



国家の品格 (新潮新書)

国家の品格 (新潮新書)