独立FPの独白ブログ

この世界を少しでも美しい姿で後世に引き継ぎたい!

■うわさ話

元同僚2人と久し振りの飲み会でしたが、話題は概ね「うわさ話」に終始しました。
誰々さんと誰々氏とは今は仲良しなのか不仲なのか、昔の仲間たちは最近どうしているのか、トップ交代後の社内の雰囲気はどうか、親会社が株式を譲渡する話しはどうなっているのか、などなど色々なうわさ話です。


お酒の席での話題というものは、時には世相に関する意見の交換なり、社会の動きについての議論なり、人生論の語り合いなど様々ですが、いづれにしても堅苦しくない、その場だけの気軽なうわさ話に過ぎません。
この軽い語り合いこそが仲間同士の大事なコミュニケーションでもあるし、巷の議論の集積が世論となってゆくことでもあり、決して軽い語り合いは無駄話なのではありません。


しかし、そんな仲間内でのうわさ話を不特定多数の目や耳に触れる場で喋ってしまう、書いてしまうとなると、話しはまったく違ってきます。
業界のウラ話や政治や財界などのウラ舞台のことを知りたいと思うのは、常に誰の心のなかにもある欲求ですから、ウラ話はウラであるがゆえの希少性から、場合によっては大変な儲けとなることがあります。そうしたウラ情報で生計を立てている人もいるという話しもあります。(ウワサですが)


政治や外交にはウラの話しがつきもので、というより、表に出ている情報はほとんどが建前であって、全てがウラで行われていると言っても間違いではないと思われます。
少なくとも政治家を職業とするひとであれば、ウラの世界の実態についての認識や、ウラをオモテに出す際にはいかに慎重に対応すべきかなどについては精通しているものと思っていましたが、今回のニセメール事件(ガセネタ事件?)でのあの軽さには驚かされました。


何が真実かという話しとは別に、裏情報の取り扱いの姿勢があまりにも軽率であることに対して、「プロ意識」の低さを実感してしまいました。
もっと、プロとしての腕を磨いて出直していただきたいものです。