独立FPの独白ブログ

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■真田広之、中国映画で主演

朝のニュースで真田広之氏のインタビューを見て結構感動。
もう3年ほど前になりますが映画「たそがれ清兵衛」で真田広之さんという役者が好きになりました。


最新作である中国映画「PROMICE」では当然中国語での演技なのですが、真田氏の音声は中国人による吹き替えになる予定だったそうです。かれはなんとか自分の声で通したいと猛特訓をして、中国人監督にネイティブに近いとのお墨付きを得るまで頑張りとおして、ついに念願がかなったのだということです。
小学校から多少なりとも習ってきている英語ならまだしも、日常的には殆ど馴染みの無い中国語を短期間でマスターしてしまう役者根性というか、プロフェッショナル魂には驚くばかりです。たそがれ清兵衛での庄内弁とは比較にならぬ苦労だったことでしょう。


そのプロ根性を素晴らしいと褒め称える中国人の巨匠、チェン・カイコー監督が香港、韓国、日本のトップスターを束ねて制作したというこの大作映画の中身は観ていないのでまだ分かりませんが、こうした動きがアジアの健全な結びつきに繋がってくれることにはやはり期待をしてしまいます。


はるか8000キロも東の果ての国、アメリカに憧れて追いかけ続けている日本人は、どうしてもっとも近い隣国と親しく出来ないのかと考えるようになった最近の私には、芸術やスポーツ、文化的世界でアジアを結ぶ活動をしている人(卓球の愛ちゃんとか谷村新司を含めて)には感謝の念を捧げたいといつも思うのです。


靖国参拝に反対する理由がどうしても理解できない」などと訳の分からない放言を繰り返す我が首相のことを、確信犯だという意見があります。まあ、それが国益に沿っていると本人が思っているのなら仕方が無いことですが、嘘対嘘、ポーズVSポーズ、駆け引きオンリーの外交世界などとは無関係に、文化交流の現場で同じ人間同士が仲良くしようとする、普通の思い、普通の交流こそ、まっとうな人間のすることだと思うのです。


中国が穏やかで平和な国だなど言うつもりはもうとうありませんが、少なくともアメリカ一辺倒で突き進むようなら日本に未来は無いはずですし、色々な考え方や文化の違いがあってこそ地球がなりたっているのです。もうすこしお隣さんとも笑顔を交わしたいものです。(市民レベルで・・・)