独立FPの独白ブログ

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■生前給付重視の見直し

終身保険と医療保険に加入している契約者(主婦)の方から相談があり、ガン保険に新規加入することが決まったので自宅に伺いました。ところが、お会いしてみると、まだ少し迷っているということで再度ご相談となりました。


再検討の結果は「終身ガン保険」および「特定疾病終身保険」にも新規加入することとなったのです。
お友達の家族がガン闘病を経験したことを受けて、ご家族で「もしもガンになったら」の話し合いとなったことが、今回の見直しのキッカケだったそうですが、奥様ご自身はガンだけではなく、心臓病や脳血管疾患の保障も現在加入している入院保障に加えて確保したという気持ちが強かったようです。


ガン保険はあくまで「ガンだけを対象とした保険ですが、特定疾病保険のほうは「ガン、脳卒中心筋梗塞」になった時に一定の要件のもとで保険金が支払われる保険であり、同時に通常の死亡・高度障害保険でもあるので、終身タイプを選択しておけば、必ずなんらかの形で保険として機能すると言えます。


特定疾病終身保険はその仕組み上解約返戻金がありますが、保険を継続していればこの解約返戻金の対保険料割合は85歳で100%を超えてその後も増えて行きます。例えば5年後でも解約返戻金は約80%です。
つまり必要性を強く感じて加入する現段階での意義があることは当然として、もしも仮に将来必要性が低くなった場合でも投入したお金はほとんど無駄になることはないのです。
そうしたことを色々ご検討された結果が2つの保険の追加加入になったのです。


新規加入の保険料の月額は2万円ほどとなりましたが、継続中の500万円の終身保険を払い済み保険に移行することでこの分の保険料はゼロとなります。よって、実質5千円ほどのアップで抑えることが出来ました。どんな見直しもそえベストと言い切れることはありませんが、色々な面から考えて、良いも直しができました。


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