独立FPの独白ブログ

この世界を少しでも美しい姿で後世に引き継ぎたい!

■仕事始めなのだ

仕事納めだの仕事始めだのといったケジメをキッチリ付けることは、勤務先があるわけではなく、シャッターのあるお店を持っているわけでもない私のような業務形態の自営業者には、どうにもなかなかやりづらいものであります。


組織で仕事をしなくなって久しい私としては、そうした縛りの無い自由を大いに有り難く思うと同時に、大変に怖くも感じているのです。こういうのは、その立場になった人にしか分からない感覚であろうと思います。
「ああ〜あ、今日からまた会社かあ」なんて溜め息混じりにまだ若干空いている通勤電車で仕事に出かけた1月4日というのは、ちょっと不思議な気分の仕事始めの日であったことを懐かしく思い出すのです。


中堅商社の営業マンだった私の仕事始めは、ほぼ1週間続く「挨拶回り」で幕を開けたものでした。お客さんの方もまだエンジン全開には程遠く、ちょっとのんびりした雰囲気の中で大手町や丸の内、日本橋あたりを課長、主任、ヒラと並んで歩く、あるいは電車で1時間も掛けてただご挨拶だけのため郊外の得意先まで往復する毎日は、厳しい現実に引き戻される直前のちょっとした憩いの1週間でもあったのです。


たったひとりで動く自営業となってしまった今では、もう誰も「さあ行くぞ」といってくれる上司は存在せず、なんだかいつ始まるとも知れぬうちにボツボツと仕事がスタートするのです。


最新住所録の作成や、手帳への書き込み、今年の方針策定、目標の設定などなど、やるべきことは実は非常に沢山あるので、それらを具体的にこなしつつ、1月中旬までにはダラダラ気分を抜いて行くのです。 皆さんの仕事始めは、どんなでしょうか?