独立FPの独白ブログ

この世界を少しでも美しい姿で後世に引き継ぎたい!

■今日はイヴ・・・かあ。

クリスマスというのはあくまでもキリスト教の信者が祝うべきものであって、他の宗教の教徒には無関係。 百歩譲ったとしても、自分自身はそうではなくても隣近所に多くのクリスチャンが住んでいて町中が賑わっているから、ついでに我々も楽しんでしまおう、という人達が参加するといったものではないでしょうか。・・・・・なあんて堅いこと言ったって、誰も相手にはしてくれないでしょう。


何と言っても、クリスマスを祝った一週間後には大晦日、深夜の仏教寺の鐘の音に神妙に耳を傾け、さらに翌日の元旦には、近所の神道の神社に初詣を敢行し、興が乗れば有名なお寺などにも初詣に出かけ、お寺なのに「パン、パン」と拍手など打ってしまうのがごく標準的な日本人の宗教感・・・というか無宗教感覚なのですから。
滅茶苦茶だと批判しているのではなく、これが健全なる日本人の宗教観なのだと思っています。でも、「神社では二礼、二拍手、一礼」、「仏教のお寺では手を叩かないで合掌のみ」くらいの最低限の作法は知っていて欲しいものです。私自身も10年ほど前までは知りませんでしたが・・・。お寺で「パーン、パーン」っていうのはちょいと恥ずかしいですよ。


クリスマス・イヴというと、若き日にお付き合いしていた彼女との思い出の夜などもあったはずなのですが、実はそういう記憶は殆ど無いのです。今でもはっきり覚えているのは実に悲しくなるような記憶のみです。


サラリーマン4年生位のイヴの日に、会社の先輩と後輩と、つまり男3人で神田あたりのキャバレーで飲んで、しこたま酔っ払い、安物のシャンパンのボトルを土産に貰ってその後の記憶は無い(サウナ泊、タクシーで帰宅、または安宿に一泊だったか・・・・)というなんとも忌まわしい思い出なのです。なあにがクリスマスだよ、なああ! などと叫びつつ肩を並べて、イルミネーション溢れる飲み屋街をうろついていたのです。懐かしい!


クリスマスというのは日本では決して宗教上の行事などではなく、色々な業種の様々なお店にとってのかきいれ時なのであり、年末商戦のメインイベント、それでいいのです。
では今年、私は何をしているかというと、妻が作ってくれたローストチキンを日本酒と一緒に頂き、一休みした後にこうして日記を書いているという訳なのです。


本場アメリカの都市部ではキリスト教以外の色々な宗教に配慮して「メリー・クリスマス」とは言わずに「ハッピー・ホリデー」と言うことが常識となってきているのだそうです。
キリストもなかなか人を救えない世の中ですので、こういう方が健全という気もします。
しかし、キリスト教の保守派の人達は猛反発しているんだそうです。
どこの国でもどの分野でも、原理主義者は問題ありです。


でも、そんなこと日本人は気にすることはないのです。
クリスマスがキリスト教と関係していることを知らない人すら沢山いそうな日本なのですから・・・。