シュミレーションではなくシミュレーションであります。(simulation〜"類似"が語源)
この間違いをする人は大変多いですが、多分発音しやすいからなのでしょう。
そんなことはどうでも良いですが、某保険会社のライフプラン・シミュレーションソフトがバージョンアップしたため、その研修会に行ってきました。
このシミュレーションソフトが出来たのは約14年ほど前だったと記憶しています。
今から17年前私がこの生命保険会社に入社した頃はまだ個人使用のノートパソコンを持っている者は皆無で、せいぜいポータブルのワープロでした。
そのうち、NECの98ノート、東芝のダイナブックなどを持つ者が少しずつ出現しましたがまだ白黒画面でした。(または赤黒)
初めてのカラー液晶の98ノートは確か価格が80万円くらいしたと思いますが、30万円ほどの新機種が出たときにローンで購入しました。(9821−Ne2) 電話帳ほどの大きさで4キロちかい重さなのに「ノート」などと呼んでいたのは滑稽な感じすらしますが、当時は画期的な存在であったわけです。
そんなPCで当時は表計算の代名詞だった「ロータス123」やデータベースの「桐」を使って必要資金分析のプログラム、相続対策シミュレーション、顧客のデータベースなどと、皆がそれぞれ手作りしていたものです。営業の現場で各自で工夫して手作りしていたソフトなどのエッセンスを本社が調査し、色々なアイデアを吸い上げて、集大成として開発されたのがこのライフプラン・シミュレーションソフトの第一号でした。
当時、そのようなソフトを使って提案をする生保営業などは珍しい存在でしたが、今では多くの保険会社がそうした手法を取り入れたり、FP会社が提供するシミュレーションソフトも数多く存在するようになっています。まさに隔世の感ありです。
少子高齢化、公的年金制度の変更、医療制度改定などの背景もあり、将来の老後生活への漠然とした不安を持つ人が増えています。 長期的な視野に立ってライフプランのシミュレーションを行うことは、そんな漠然とした不安をなくし、計画的に生活設計を行うための第一歩として役に立つでしょう。
ご興味ある方はライフプラン工房からどうぞ。