独立FPの独白ブログ

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住宅購入プランニング

今日は契約者からの住宅購入にかかわるライフプランニングのご相談でした。
具体的には、近々に住宅ローンを利用して一戸建てを購入するが、家計上無理はないかどうかの確認。 今は小さな2人のお子さんについて学費など今後の必要資金などの把握。住宅ローンを選ぶ場合の判断基準、保険の掛け方などなどについてお話しました。


住宅ローンをどうするかは、今後の金利情勢をどう見るかによってかなり変わってきます。
多くの専門家の意見では今後は金利上昇局面というのが一般的ですが、ローンの予定期間である30年という長期ではどうなるかは誰にも予測不可能ですし、3%位の長期固定金利ローンを選んだのに今後10年ほどは1%の低金利が続いてしまうことになれば、結果としてあまり良い選択とは言えなくなります。


そのようにローンの選択も重要ですし、今後の資金計画の確認が大切です。
しかし、人生最大の大きな買い物である住宅購入に当たっては、何よりも購入したことがその後の生活において大いにプラスのエネルギーをもたらしてくれるように、満足すべき買い物となることが最も大切という話しになり、購入予定の物件のクオリティを可能な限り確認することを優先しましょう、という結論となったのです。


長期にわたって家族の暮らしを支える基礎となる「我が家」ですから、とことん納得して、惚れ込んでの購入決定となるように、現在交渉中のルート以外の情報も利用してその物件の価値を確認しましょう、ということです。


買うときの様々なテクニック的なことも大事ですが、やはり最も大事なことは、その経済行為自体のライフプラン上の位置づけ、人生における意義についての確認である、というごく当たり前のことを再確認できたご相談でした。