独立FPの独白ブログ

この世界を少しでも美しい姿で後世に引き継ぎたい!

読書

戦後70年~節目の年初め

この機会に,満州事変に始まるこの戦争の歴史を十分に学び,今後の日本のあり方を考えていくことが,今,極めて大切なことだと思っています。 これは戦後70年となる節目の1年である2015年の年頭に、天皇陛下が表わされたお言葉からの引用です。日本が…

『銃・病原菌・鉄』〜人類史の壮大なミステリ

北朝鮮の核開発には国を挙げて猛反発し、あまり飛ばないロケットの対応に花見も自粛して何日にもわたって右往左往し、結局は「国防の脆弱性」を露呈してしまった日本。そんなに北朝鮮の核開発が心配なのに、インドなら良いのですか?インドは「平和利用」な…

この1年で感じた色々なこと(3)

非科学大国ニッポン・・・ 昨年の大震災以来次々と明らかになって来た日本の様々な問題は、実に多くの分野にわたっている大変深刻なものであることが分かりました。 現実に起きている出来ごとについてすら「起きていないかも知れない」と言い放ったり、大変…

日本は『非科学大国』か!?

私個人の今年のテーマとして筆頭に挙げたいことは「科学的に考えよう!」です。 昨年3月11日以来、我が国リーダーであるはずの政官業報の意味不明な言説、行動、態度などがなんとも非合理、非科学的、非論理的と思い知らされたからです。 日本はひょっと…

隠される原子力・核の真実

隠される原子力・核の真実―原子力の専門家が原発に反対するわけ作者: 小出裕章出版社/メーカー: 創史社発売日: 2011/01メディア: 単行本購入: 39人 クリック: 889回この商品を含むブログ (121件) を見る 京都大学原子炉実験所の小出裕章助教は、高校時代に「…

憲法は誰が造ったのか

年頭に当たり、沢山のひとに読んで欲しいと思う本を紹介します。 今年をより良い年としたい、より「善き」人生の一歩としたいと真面目に考えている皆様に、是非ともお奨めしたいと思うのは、小室直樹:著「日本人のための憲法言論」です。 2010年9月に…

そして誰もいなくなった

そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)作者: アガサ・クリスティー,青木久惠出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2010/11/10メディア: ペーパーバック購入: 17人 クリック: 42回この商品を含むブログ (49件) を見る外部との交通交信が途絶え…

日本を甦らせる政治思想

日本を甦らせる政治思想~現代コミュニタリアニズム入門 (講談社現代新書)作者: 菊池理夫出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/01/19メディア: 新書購入: 5人 クリック: 74回この商品を含むブログ (35件) を見る先日知人との酒席で最近読んだ本の話題になり「…

権力者の正義・国家の正義・人間の正義

これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学作者: マイケル・サンデル,Michael J. Sandel,鬼澤忍出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2010/05/22メディア: 単行本購入: 471人 クリック: 15,608回この商品を含むブログ (570件) を見るある国家…

待ってました!『街場のメディア論』

沖縄の興南高校が優勝して本当に良かった。これもひとつのエネルギーにして、沖縄の皆さんには不平等解消に向かって一層頑張っていただきたいと思います。 ところで、テレビや新聞は実にいやらしいとつくづく思います。 民主党の党首選挙になんとか小沢一郎…

久しぶりの定番ミステリ

幻の女 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 9-1))作者: ウイリアム・アイリッシュ,稲葉明雄出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1976/04/30メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 28回この商品を含むブログ (68件) を見る2月に超人気SFロングセラー「夏への扉」の新訳…

日銀は信用できるか

日本銀行は信用できるか (講談社現代新書)作者: 岩田規久男出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/08/19メディア: 新書購入: 10人 クリック: 147回この商品を含むブログ (75件) を見る 11年度物価プラスに・・日銀予想3年ぶり転換 日銀は30日の金融政策…

デフレ脱却こそ最優先課題!

デフレと円高の何が「悪」か (光文社新書)作者: 上念司出版社/メーカー: 光文社発売日: 2010/01/16メディア: 新書購入: 5人 クリック: 322回この商品を含むブログ (58件) を見るデフレとは物の値段が長期間継続して下がり続けること。 物価下落期待が世の中…

オレ流〜わたし流〜「日本流」

日本流 (ちくま学芸文庫)作者: 松岡正剛出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2009/11/10メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (9件) を見る 新書大賞に選ばれた内田樹氏の「日本辺境論」を読んでからというもの、ますます「日本論」を追及したい…

歴史ブームの必携本かも?

詳説日本史研究作者: 佐藤信,高埜利彦,鳥海靖,五味文彦出版社/メーカー: 山川出版社発売日: 2008/08メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 15人 クリック: 114回この商品を含むブログ (22件) を見る 近頃また歴史ブームなのだそうで、昨年夏に発売された「…

ふたたび『夏への扉』!

夏への扉[新訳版]作者: ロバート・A・ハインライン,小尾芙佐出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2009/08/07メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 32人 クリック: 250回この商品を含むブログ (113件) を見る海外小説の訳本でしっくりくる翻訳に出会うのは簡…

SFファン必携!

新・SFハンドブック (ハヤカワ文庫SF)作者: 早川書房編集部出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2001/04メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 4回この商品を含むブログ (23件) を見る早川ミステリ文庫に「SFハンドブック」というありがたいガイドブックがあり…

めずらかなる国・日本の私たち

日本辺境論 (新潮新書)作者: 内田樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/11メディア: 新書購入: 26人 クリック: 765回この商品を含むブログ (334件) を見る 私がこの一年ですっかりファンになった内田樹さんの最新刊を元日に読み終えました。ちょっとドキッ…

突然ですが・・日本国憲法の問題

日本国憲法の問題点作者: 小室直樹出版社/メーカー: 集英社インターナショナル発売日: 2002/04/26メディア: 単行本 クリック: 14回この商品を含むブログ (13件) を見る 【日本国憲法の問題点】といえば、憲法違反が公然となされていてこれに誰も気付かず論じ…

何冊もの本を並行して読むこと

最近私のブログで「読書ねた」が少なくなっていますが、それにはちょっとした理由があります。ある本を読んでいて、まだ読了しない段階で別の本を読み始めてしまうケースが結構多く、今も読みかけの本がたくさんあるのです。ブログでの本の紹介は読了してか…

境界線はどこに??

『 世界は分けないことにはわからない。しかし、世界は分けてもわからないのである。』 これは分子生物学者にしてベストセラー作家ともいえる福岡伸一教授の最新著作「世界は分けてもわからない」の最終章を締めくくる一節です。 自然界には人間の理解の限界…

世界と日本の見方・・をお勉強

17歳のための世界と日本の見方―セイゴオ先生の人間文化講義作者: 松岡正剛出版社/メーカー: 春秋社発売日: 2006/12/25メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 23人 クリック: 155回この商品を含むブログ (139件) を見る最近書店でちらほらと見かける書名に「…

日本の難点=みんなの難点

日本の難点 (幻冬舎新書)作者: 宮台真司出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2009/04メディア: 新書購入: 25人 クリック: 214回この商品を含むブログ (228件) を見る4月のある日、宮台真司氏初の新書(平凡社新書「憲法対論」は共著なので)が書店で平積みされ…

現代思想を寝ながらお勉強

寝ながら学べる構造主義 (文春新書)作者: 内田樹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2002/06メディア: 新書購入: 37人 クリック: 390回この商品を含むブログ (332件) を見る「疲れすぎて眠れぬ夜のために」を読んで内田樹さんは読みやすいと思ったことと、構…

超ノンポリからの脱却(1)

私は45歳くらいになるまでは完全無欠のノンポリでした。「○○主義」とかはなんのことやら皆目分からず「△△理論」とかは見て見ぬ振り「□□的歴史観」などというものは知らぬ存ぜぬで押し通していました。自民党、社会党、社民党、共産党、新党さきがけ、民主…

自分で考えるための読書(10)新しい共産主義?

ネオ共産主義論 (光文社新書)作者: 的場昭弘出版社/メーカー: 光文社発売日: 2006/04/14メディア: 新書 クリック: 17回この商品を含むブログ (32件) を見る 右翼思想と左翼思想の垣根はどこにあるのか。この歳になるまでこの疑問に自ら答えが見出せませんで…

面白い本の見つけ方

疲れすぎて眠れぬ夜のために (角川文庫)作者: 内田樹出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2007/09/25メディア: 文庫購入: 26人 クリック: 321回この商品を含むブログ (106件) を見る 「アマゾン」で買い物をするメリットは・・・ 「思いついたときに即座に購入…

自分で考えるための読書(9)〜正しい保守主義

自由と民主主義をもうやめる (幻冬舎新書)作者: 佐伯啓思出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2008/11メディア: 新書購入: 3人 クリック: 28回この商品を含むブログ (30件) を見る このところ立て続けに良い本(私にとって)に巡りあえていて私は非常にラッキー…

自分で考えるための読書(8)〜政治は他人事じゃない

若者のための政治マニュアル (講談社現代新書)作者: 山口二郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/11/19メディア: 新書購入: 7人 クリック: 378回この商品を含むブログ (35件) を見る 「人間の覚悟」で五木寛之氏が説く「これから暫く日本社会はウツ的状況…

東野圭吾の《薄めの》傑作

容疑者Xの献身 (文春文庫)作者: 東野圭吾出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2008/08/05メディア: 文庫購入: 34人 クリック: 197回この商品を含むブログ (665件) を見る「自分で考えるための読書」というテーマで紹介しているのは主に経済、社会、思想、政治…

自分で考えるための読書(7)2009年僕らの社会

皆様、明けましておめでとうございます。今年のブログは「読書」ネタから始めます。 14歳からの社会学 ―これからの社会を生きる君に作者: 宮台真司出版社/メーカー: 世界文化社発売日: 2008/11/11メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 12人 クリック: 114…

自分で考えるための読書(6)〜覚悟を決める時が来た!

人間の覚悟 (新潮新書)作者: 五木寛之出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/11メディア: 新書購入: 12人 クリック: 117回この商品を含むブログ (37件) を見る 《そろそろ覚悟をきめなければならない。最近、しきりにそんな切迫した思いがつよまってきた。》 …

自分で考えるための読書(5)〜市場は非情!

前回紹介した「もうひとつの日本は可能だ」で内橋氏が追求する「グローバル金融市場の暴走」の象徴的存在が(或いは発信源が)「ウオール街」です。悪魔が棲むというウオール街の本質はどんなものでしょうか? さて株式投資とか外貨投資とか・・・所謂リスク…

自分で考えるための読書(4)〜日本再生の提言

長年憧れであり続けたアメリカがブッシュ政権発足以来、特に9.11以降はどうも暴走しているようだと感じはじめたものの、自由尊重だ市場開放だ規制緩和だと、言われるままにアメリカ属国化してしまい、大事な大事な日本らしさ、日本人の魂、日本人の誇り…

自分で考えるための読書(3)

これが答えだ!―新世紀を生きるための108問108答 (朝日文庫)作者: 宮台真司出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2002/05メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 20回この商品を含むブログ (24件) を見る 「拒否できない日本」でウロコが剥がされて以来、規制緩和…

自分で考えるための読書(2)〜ネオコンとは?

グローバルスタンダードだの世界の自由を守るだのと美辞麗句を並べ立ているものの、アメリカという国は所詮自国の利益の最大化を目指すことに専心しているだけのことである。 自国の利益のためならば、たとえ他国の文明、文化が消えてなくなろうとも、地球上…

自分で考えるための読書(1)〜小泉改革の本質?

21世紀になれば、なんだか軸がずれてしまったらしい日本の社会、世界の状況が少しは良い方向に向かって行くのではないかと期待を持ったものでした。ところが現実の21世紀のスタートでは、アメリカ同時多発テロ事件という悲惨な出来事に端を発して、世界…

ああ無常・・・

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)作者: 福岡伸一出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/05/18メディア: 新書購入: 52人 クリック: 1,352回この商品を含むブログ (1103件) を見る【行く川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮ぶうた…

「哲学の教科書」…なんて無い??

哲学の教科書 (講談社学術文庫)作者: 中島義道出版社/メーカー: 講談社発売日: 2001/04/10メディア: 文庫購入: 12人 クリック: 191回この商品を含むブログ (83件) を見る 国家とは 権力とは 自由とは 生きるとは ・・・納得行く解答など到底得られそうもない…

人類はオトナになれるのか??

幼年期の終わり (光文社古典新訳文庫)作者: クラーク,池田真紀子出版社/メーカー: 光文社発売日: 2007/11/08メディア: 文庫購入: 30人 クリック: 126回この商品を含むブログ (203件) を見る 私の頭の中の「市場原理至上主義への不信感」は先日読んだ安富歩著…

目からウロコ!驚愕の経済学批判書

生きるための経済学―“選択の自由”からの脱却 (NHKブックス)作者: 安冨歩出版社/メーカー: 日本放送出版協会発売日: 2008/03メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 231回この商品を含むブログ (69件) を見る 思い起こせば30数年前、大学商学部に入学したての…

『国家の罠』

国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて (新潮文庫)作者: 佐藤優出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/10メディア: 文庫購入: 33人 クリック: 211回この商品を含むブログ (191件) を見る 新聞やテレビの報道で自分の仕事の分野について取り上げられた時な…

■不思議な城のアリス

女王国の城 (創元クライム・クラブ)作者: 有栖川有栖出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2007/09メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 60回この商品を含むブログ (245件) を見る 「有栖川有栖(ありすがわ・ありす)」という格調高いような或いはふざけたよ…

■99%以上面白い!

99%の誘拐 (講談社文庫)作者: 岡嶋二人,西澤保彦出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/06/15メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 80回この商品を含むブログ (256件) を見る 岡島二人という作家については名前のユニークさもあり、書評などの評判の良さもあっ…

■時々読みたくなる「コン・ゲーム」

フェイク (角川文庫)作者: 楡周平出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2006/08メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 13回この商品を含むブログ (46件) を見る ベストセラー「Cの福音」で有名な楡周平さんのコン・ゲーム小説「フェイク」を読んでみました。「コ…

■強くなくても生きねばならぬ

所謂「ハードボイルド」小説はどちらかというと不得意分野です。ガキの頃からケンカといえばクチゲンカ程度の経験もほとんど無く、温和といえば聞こえは良いが基本的に弱虫な私なのです。アメリカなら「チキン・ハート」と罵られるのでしょう。 アクション映…

■★多島斗志之の5冊目!

白楼夢―海峡植民地にて (創元推理文庫)作者: 多島斗志之出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2007/05メディア: 文庫購入: 1人 この商品を含むブログ (14件) を見る「4冊目も当たり」というタイトルで多島斗志之さんの著書(クリスマス黙示録)を紹介してか…

■ピーター・ラブゼイへの帰還

ピーター・ラブゼイ(Peter Lovesey)は知る人ぞ知るイギリスの本格推理小説界を代表する巨匠の一人です。何度も推理小説の賞を受賞していますし、早川書房を中心に翻訳本も沢山出ています。 この作家のミステリを初めて読んだのは早川文庫の「偽のデュー警…

■夏の読書

この夏は、戦争に関する本をなるべく読もうと思って「戦争の日本近現代史」を読みはじめたのですが、傍らに置いてあった「つっこみ力」の方をうかつにも開いてしまい、ついついずるずると読んでしまいました。 仕事の情報発信を目的としたウエブサイト、目的…

■日本の夏〜終戦の夏

決定版 日本のいちばん長い日 (文春文庫)作者: 半藤一利出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/07メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 49回この商品を含むブログ (42件) を見る関東はなかなか梅雨が明けませんが、もう少しで本ちゃんの夏です。 日本の夏〜と…